検証のために「サーバを追加契約、独自ドメインを取得、ブログを移転」

「会社のブログが遅い」という件は少し前から気が付いていましたが、下手に公言すると藪蛇になりかねません。しかしながら、昨年の11月、12月ごろからは「503 Service Temporarily Unavailable」になることがあって、そろそろ何かしらの対策が必要…

「会社のブログ」のアクセス数が予定どころか想像を遥かに超える数値をたたき出しています。さらにHTMLの知識がない人でもブログの更新をしてもらうようにWordPressに移行した関係上、複数名の担当者で運用していることで、“負荷”など考慮されていません。

とりあえず、ページごとの転送量を測ってくれるサービスを使ってブログを調べてみると、それはそれは負荷が掛かって当然という結果。分かりやすいところからチマチマ修正を掛けて、転送量を半分以下にしましたが、それでも遅い。

急きょリクルートサイトに採用担当者ブログを設置することになり、あまり使っていないサーバにWordPressをインストール。某〇〇ナビにあった人事担当ブログの記事をチマチマ転記してからテンプレートをカスタマイズ。一通り完了したところで「あれ?」と明らかに分かるほど記事が表示されるのが早いです。

これって…

私の個人的なブログも、さくらインターネットのレンタルサーバの「スタンダードプラン」で運用しています。「Movable Type」の時は“重い”という感じはありませんでしたが、「WordPress」に移行してからは“非常に重い”です。過去に何度も移転してきましたが、移転しても3か月くらいでGoogle検索が戻ってきましたが、「WordPress」に移行後は相変わらず戻らずアクセス数激減状態が解消されません。

10年以上前に契約したサーバならスペックが低いわけで、実際のところ共有サーバで大勢が「WordPress」を使った場合は重くなっても仕方が無いのかもしれません。古いサーバは、さくらインターネット側の都合でリプレースされるようですが、あくまでもどのサーバが対象なのか分かりません。

さくらインターネットのレンタルサーバを10台借りて会社のWebサイトを運用しています。

まともに動くサーバ
Intel(R) Xeon(R) CPU E5-2650 v3 @ 2.30GHz メモリ48GB PHP7.4.10 (モジュールモード)

非常に重いサーバ
Intel Xeon E312xx (Sandy Bridge) メモリ18GB PHP7.4.10 (CGI)

遅いのは当然というスペックですね。

とりあえず、「サーバを切り替えなければ根本的な解決にはなりません」と関係者にメールしたところで、3連休。

この連休を使って自分のブログでサーバ切り替えの効果を検証してみました。

さくらインターネットのレンタルサーバの「スタンダードプラン」を追加契約
syarakuorg.sakura.ne.jp

既に独自ドメインを3個持っていますが、「ドメイン移管」の手続きがややこしいので、さくらインターネットで独自ドメインを取得(随分前に他社で取得して使わずに放置して解放されたので再取得)
syaraku.org

SSL設定

「独自ドメイン+SSL+WordPress」で運用する場合は、最初から「独自ドメイン+SSL」にした方が簡単です。

データベース設定(さくらインターネットのコントロールパネルから簡単設定)

WordPressインストール(さくらインターネットのコントロールパネルから簡単インストール)

いきなりメインのブログのどれかを移転するのではなく、FC2ブログで運用を始めた「P950で野鳥撮影」を移転させます。

まずはベースになるテンプレートを探します。カスタイマイズしやすいシンプルなものをいくつか試して「Iconic One Theme」にしました。

「FC2ブログ」から記事本文をexport。WordPress側に「Movable Type形式のimportプラグイン」をインストールして記事をimport。その後、スラッグを一通り設定。

面倒だったのが画像ファイルですが、記事数がまだ70本だったため手作業で処理。

ここまでで、できあいのテンプレートのブログ完成。

ここからが今まで費やした時間の数倍掛かる作業である「テンプレートのカスタマイズ」です。

なんとか「こうしたい」を形にして「P950で野鳥撮影散歩」が完成。

P950で野鳥撮影散歩

WordPressでも快適な速度で表示されます。

最後に、メインのページ側に「P950で野鳥撮影散歩」の更新情報が載るように細工して完了。

自宅のPCルームは非常に寒いので、長時間のPC作業で風邪をひきそうでした…



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