直帰率95%のページ

これは会社のサイトのことです。

A氏が担当して原稿を用意してくれている某コンテンツAですが、過去に何度も方向性とか内容についてアドバイスしても、ことごとく却下され、半分さじを投げた状態にあります。Webマスターとして不満はありますが、会社のサイトに掲載するとなれば、やはり結果を出す必要があり、そこは経験でそれなりにアクセス数を上乗せさせる手法を持っています。

今月上旬、某コンテンツAに追加されたページBは、約1週間程度で某キーワードでの検索順位があっさりTOP5入りしたこともあって、順調にアクセス数が伸びてきました。予定通りの展開になっているため、関係者に“良い報告”をしましたが、それは“ぬか喜び”させることも兼ねたイジワルな報告だったのですが、どうやら何が問題なのか理解されなかった模様。

そのページの直帰率が関係者に報告した時点では“90%”で、現在“95%”にもなっています。

脅威の“95%”。もう笑ってしまうしかありません。検索サイト経由で訪問した人の95%が「なんだこのページ」と不満を持って離脱してしまうのです。

そのキーワードで検索してみると、理由はすぐに分かります。同一のキーワードで、もっとメジャーな製品が世の中に存在するから。

仮に私がそのキーワードで検索するとしても、会社の某製品のことではなく、メジャーな方の情報を求めて検索しているハズ。

A氏と関係者一同、そのようなものが存在すること自体知らないと思う。私も100%仕事モードでやっていたため、すっかり忘れていて、検索順位が上がって「良かった良かった」と満足していました。

ということで、ターゲットキーワードを設定する時は、既に同一のキーワードでメジャーなものが存在しているのかチェックする必要があるという事例になりました。

「その製品名だと同じ名称で他にメジャーなものが存在するので困ります」と言っても却下(無視)されることは間違いありませんが…

「直帰」の中には、ターゲットが合っていても「つまらん」と直帰する場合と「満足した」と直帰する場合も含まれるため、実際のところアンマッチがどのくらいあるのか分かりませんが、“95%”というのは哀しい数値であることは間違いありません。

補足.
ページBの直帰率は“85%”です。某キーワードで訪問された時の直帰率が“95%”となっています。
どちらしても直帰率が異様に高いですね。



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