メーカーや販売店のサイトは当然の如く運営母体が明確で、個人サイトでも何らかの形で運営者の顔は見えてくるものです。しかし、Webサイトの中には運営者の顔が全く見えてこないサイトがあります。そして、大掛かりなYSTアップデートがあると、突然そのようなサイトが上位に入ってくることがあります。
以前、突然現れた某サイトは少し調べればSEO業者が作ったダミーサイトであることが分かりましたが(現在は20位前後で停滞中)、今回のアップデートで突然現れてTOP5入りしている某サイトはさっぱり分かりません。サイトのコンテンツはYahoo!検索好みの作り方がされていて、通常ならTOP10入りしてもおかしなところはありませんが、企業サイトでも個人サイトでもなく、いったいこれは何でしょうという雰囲気が漂っています。カテゴリ登録はされていません。被リンクの集め方としては個人が趣味でやっているようなレベルで、変なところはありません。しかし、コンテンツのどこを見ても「個性」が見られないのです。
サイトの内容がその業界の人で無ければ作ることもできないだろうし、そもそも個人が趣味で作っても意味がないものです。まるまる販売店にこのサイトをプレゼントしたら大いに喜ばれるものであることは間違いありません。
追記.
某サイトAをサイトエクスプローラーに登録して「被リンク元のページ」の一番最初のページをチェックしたところ、「閉鎖しました」と書かれていた。フッタ欄に怪しいサイトがずらりと20個並んでいるため、一つ一つ見ていくと6個はショップのページになっていて、残りは全て某サイトAと全く同じテンプレート。入れ物は同じで文面だけそれっぽく情報満載という形にしてある。某サイトAのドメインは「VALUE-DOMAIN.COM」で取っているため、取得者不明。テンプレートが同じ他のサイトのドメインも「VALUE-DOMAIN.COM」。
もしかして、ターゲットキーワードで順位を上げたら、サイトを丸ごと転売するという商売なのでしょうか?
追記(3月8日).
上記の怪しいサイトは20位以降に落ちた。
代わりに他のサイトが上がってきた。
最近上位になったサイトの特徴としては、トップページがやたらとごちゃごちゃしている点。
追記(4月9日).
上記の怪しいサイトは4月度の「YST update」で2位になってしまった。困ったものだ。