コーポレートサイトとプロダクトサイト

いつの頃からか分かりませんが、メーカーのサイトとしては「企業情報」と「商品情報」を分離させるのが一般的になってきました。私の勤務先が属する業界の各メーカーもその傾向にありますが、昨年秋に超有名な企業ブランドのメーカーAさんもプロダクトサイトを立ち上げました。そしてあっという間にYahoo!検索でTOP3に入ってきたところはさすがです。

グローバル企業であるメーカーBさんは、数年前から商品ブランド名でプロダクトサイトを運営していて、流行に乗ってテレビCMとの連動もそれなりにやっていたようで、さすが大企業は違うものだと当時は羨ましかったです。しかし、Webサイトの運営については相変わらずムチャクチャで「もったいないなぁ」としか言えませんでした。

月日は流れ、メーカーBさんのテレビCMを見ることもなくなり、有名メーカーなら販売店が「これがお勧めです」とやるからメーカーが宣伝する必要もないのかもしれません。大企業の“おごり”なのか、Webサイトも“押し付け”な感じがして消費者の立場としてはページを見る気がしないようなものです。

日課として複数のキーワードの検索順位をチェックしています。もちろん、自社だけではなく、主なメーカー、大手販売店、そして以前からYahoo!検索でTOP20に入っている販売店をチェックしています。順位に変動があれば、各サイトの状態を確認するためにページも確認しますが、メーカーBさんのプロダクトサイトが面白いことになっていました。

なんと金融関係のアフィリエイトサイトになっている。それも1ページだけの“いかにも”という雰囲気。

これまたスパッとドメインを捨てたようですね。利益を徹底的な追求するメーカーBさんとしては、「サイトは1個で良い」と判断したのかもしれませんが、ドメインをキープするだけなら高くても2000円程度で済むような気がしますけど、商品ブランド名のドメインを捨てる必要はあるのでしょうか。その結果、無関係な人にドメインを取られて、使われてしまっているわけで、たまたま他業界のアフィリエイトサイトとして運用されているから被害はありませんが、同業界の販社がドメインを取得していたとしたら、何をされるか分かりませんよ。

「元気玉」が結構集まっている状態ですので、元のサイトの内容に近いものを作れば、“今のところ”Google検索に対しては有利なスタートダッシュができます。(例えばメーカーBさんの商品を扱う販売店とか)



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