YukiWikiを試用

先日のIW2005でのWikiのセミナーを聞きながら、「これって具体的に何に使えるんだろう」と思いを巡らせていたのだが、「あれには使えないこれにも使えない」と消去法的に使い道が全て消えてしまった。

講師いわく「とにかく使ってみてください」であるが、さてさて何に使おうかなぁと思いつつ名案浮かばず。

今期の課題である「セールスサイト構築」であるが全く気が乗らずこのまま逃げ切ってやろうかと思っているのだが、その気配を察してかT君が定期的に牽制してくる。どうせ新しく作っても今のものを使ってもそんなに結果が変わることは無かろうに…。

効果が期待できないものに気合が入るわけがありません。どうせ「入れ物だけ変えた」なんて陰口を叩く営業の連中だろうし…。そんなことに心身のエネルギーを費やすくらいならば一般消費者向けの新しいサービスを考えるほうが会社にとってプラスだろうに。

とりあえず“お茶を濁す”ために現状の営業活動レポートのシステムを改良することにした。それで様子を見て、セールスが真剣に使う気になっていれば「セールスサイト」を作るということに無理やり話をまとめた。

「今日から取り掛かるか!」出社した時はそう思ったのだが、やっぱり気が乗りません。そこでふと“Wiki”が頭の中を走り回る。そしてなぜか「セールスへの伝言板」が頭に浮かぶ。

以前「セールスへの伝言板」のことをT君に相談され、「それじゃS部で使っていたやつが丁度良いよ」と教えてやったのだが、「セールスが自分で自分宛の伝言を読む」をいう私が考えた仕組みが気に入らないということでボツになった。

ほんと不思議ですねぇ。「伝言がある人は伝言板に書き、出張に出ている人は定期的に自分の伝言板を見る」というワークフローに何が問題があるのでしょうか。「出張に出ている人は会社に電話したついでに、電話に出た人に伝言板を読んでもらう」というアホみたいな方法が良いらしい。なぜならば「今そうしているから」だそうだ。単純に「紙をWebに替えたい」というのがT君の要望。「そんなアホな仕組みなんか作ってやらん」と私は即行で却下。

そんなわざわざ作る気がしないような仕組みならば、講師が「設置は簡単ですからとにかくやってみて」というのを試すのに丁度いいかもと「セールスへの伝言板」をYukiWikiでやってみることにした。

めちゃめちゃ前置きが長くなった…。

さて「簡単なんでしょ」と始めてみたら………

簡単だった。

数多くあるWikiクローンの中から「YukiWiki」を使うと決めさえすれば、そこから10分後には試用開始状態。

さっそくT君に連絡。もちろん「こういうものだから、使い勝手については何も言うな」という注意書きして。



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