自前でストリーミング配信ができるようになったことで、以前からやってみたかったことを実際にやってみるのみ。
世間では「新製品発表会」というのを大々的にやって、それをニュースサイトが取り上げてくれて、そしてブロガーたちが意見を書く、ならばそのメーカーの社員は自社の新製品のことを間接的にも詳細を知りえる。
しかし、業界内だけでの発表会やら説明会やらをするだけのメーカーとなると、社員すらその新製品がどういうものなのか詳しく知らされないことが多い。私の勤務先は確実にそれに当てはまる。
社員が新製品のことを知らなくていいのか?
営業部門だけ知っていればいいのか?
そんな状態が長年続いている。というよりも昔から何も体制が変わっていない。
ということで、この発表会や説明会をビデオ撮影して、それをイントラに掲載して「ストリーミング配信」してやろうと思い立ったわけだが…
まずは撮影機材の準備として営業部門にSONYの「HDR-SR1」を買ってもらった。
できるだけ綺麗に撮れる、長時間録画ができる、外部マイクが使える、経費で買える範囲のもの、etc
条件を満たすものを絞り込んでいったら「HDR-SR1」しか残らなかった。
先日、販売店向けの新製品説明会の模様を収録してきてくれたので、さっそく作業に取り掛かるが…
いやはや、何かとつまずくことばかり。うーん、撮影機材のチョイスを誤ったかも。ヘタに高機能なビデオカメラだけに取り扱いが大変。
最終的に「ストリーミング配信」をすることが目的ならば「ハイビジョン」なんていらん。PC側の作業の手間ばかり増える。
HDR-SR1に添付されていたソフトでMPEG2形式に変換すると、これがまた変てこなMPEG2ファイルが出来上がり、もうなんともならん。
いやはや、つまらないことに随分と時間を費やされた。
最大の問題は「16:9」のくせに「720×480」に無理やり変換されてしまうこと。「720×405」にして、上下に余白を入れて「720×480」にしてくれたらいいのに…
そして、変換されたMPEG2ファイルは他にも問題があるようで、まともに取り扱えない。
あれやこれやと試して、最終的には「Riva FLV Encoder」でFLVファイルに変換(同時に「720×480」を「640×480」にリサイズ)させて、「Flash Professional 8」で再生用のSWFを作るときに表示サイズを「640×360」にしてみた。
そしてイントラに掲載するページをつくり、とりあえず完了。(いちおう見た目は「16:9」である)
まあ、「16:9」はともかく、「HDR-SR1」の添付ソフトで作られるMPEG2ファイルがとにかく変というのは勘弁して欲しい。