「Web2.0時代の“脆弱性”」は深刻な問題だが

Web2.0時代の“脆弱性”――mixiチェーン日記はなぜ広まったか

「mixiでウイルスが広まっている」という日記がチェーンメールのように広がった。誰もが手軽に情報発信できるWeb2.0時代。根拠のない噂も、急速に広まってしまう危険性がありそうだ。

この記事、ネット社会の問題点をさりげなく書いていますが、分野は違うが「2007年問題」と同じくらい大きな問題だと捉えるべきです。

 今回のチェーン日記や、昨年流行した「ミュージカルバトン」に始まる、いわゆる「バトン」の流行を見る限り、ブログやmixiを入り口としてインターネットに参加するようになった“Web2.0世代”は、情報を転送することに対する心理的なハードルが低そうだ。彼らは無邪気に、または善意から、デマ情報を一気に広げてしまう可能性がある。

 あるネットユーザーは今回の騒動を「修正不能な脆弱性」と評した。ユーザーが手軽に情報発信・共有でき、情報が一気に拡散するWeb2.0時代。裏を返せば、情報発信元となるユーザーのリテラシーがサービスを揺るがす“脆弱性”になり得る危険性もはらんでいそうだ。

“インターネット”というものはそもそも性善説が前提となっており、学者や技術者のためのインフラであった(軍事目的で発展したが)。

その便利さを一般に開放した時点で「混沌としたネットワールド」へと変貌していき、誰でも気軽に使えるモノとなった現在、“一般向けに訂正しなかった”ツケの歪みでもうぐちゃぐちゃ状態。

そんな欠陥インフラを一般庶民に使わせておいて「“初心者”がどうのこうの」と識者達が言い切る。

今のネットを例えるのなら次のような感じでしょうか。

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平和の田舎、誰もが安心して暮らしている世界。家のカギなど存在しない。村の物は村人皆の物。子供は村人皆で育て、年寄りを皆で面倒をみる。

そんな平和な世界に“スキあらば他人をおとしめ、他人の物を盗み、自分だけ良ければそれで良い”という人種がやってきて、善人の振りをして村人に混ざって暮らす。

「この村は平和で良いところだよ」という謳い文句を信じてやってきた“何も知らない”平和人たちが暮らし始め、村は賑やかになってきた。

村人たちが知らないところでちゃくちゃくと闇が広がっていることには誰も気が付いていない。一部の善人面をしているやつら以外は…
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誰でも簡単に使えるようになっているのならば、誰でも安心して使えるものにすべきではないのか。




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