「検索」というものが主流でなかった昔は、運営する側も閲覧する側も「リンク」頼りでした。どこかメジャーどころのサイトを基点に次々とリンクを辿っていくのは閲覧する側としても楽しく、運営する側としてもリンクをしてもらうためにコンテンツを充実させていったものです。ところが閲覧する側が「検索」頼りとなると、運営する側はサイトを検索されやすい状態にしておく必要があるわけですが…
閲覧する側は「検索」のつもりでも、検索エンジン側は「リンク」を順位付けの大きな要因としています。結局のところ、昔ながらのコンテンツを充実させて「リンク」を増やしているサイトが“検索されやすい状態”にあるといいわけですが、その「リンク」を目に付けた人たちが“商売”のネタにしているのが現状かも。コンテンツをそれなりに作って、業者に大金払って「リンク」を掻き集める。コンテンツの中身で勝負して欲しいものですが、現実問題として順位付けの要因として「リンク」と「中身」の割合ってどうなんでしょうね。
ここからは体験談をだらだらと書きます。
MTのデフォルトのテンプレートでサイトを作っただけの場合、ページ数が多ければYahoo!にはそこそこ評価されますがGoogleには相手にされません。ブログの場合はランキングサイトなどに数箇所登録することでようやくGoogle検索でヒットするようになります(それでも50位から100位程度でしょうか)。
MTのテンプレートをカスタマイズして綺麗なサイト構成にすることとXHTML文法チェックおよび適切なキーワード設定をすることで、ようやくGoogleに評価されるようになります。しかし、時間を掛けてカスタマイズした割りにはYahoo!の評価は変わりません。被リンクが少ない状態での比較ですのでリンク元をどうこう言えるレベルではありません。
ページ数が多ければ、良い入れ物を使って多少のリンクがあればGoogle検索で20位から30位程度に食い込むようになります。ところがYahoo!検索ではなんとか50位以内に入るのがやっとという状態が続き、この時点で「うちのサイトってGoogleに好かれてYahoo!に嫌われているのかも」と思うものです。入れ物作りに時間を掛ければ掛けるほどGoogle検索での順位は上がり「やっぱりGoogleってシステム的だよな」と思ったものですが、相変わらずYahoo!には評価されません。まあそんな状態がずっと続いていたわけですが、ふとあることに気がつき「もしかして」と某ページで試してみたところ、Yahoo!検索での順位がいっきにアップ。
「あーなるほどね。Googleは理系でYahoo!は文系なんだ。だから理系的なサイトを作るとGoogle検索での順位を上げやすいんだ。」と悟ったわけです。順位が上がるといっても被リンク数が極端に少ないため、限度はすぐに来ますが、個人が趣味でやっているものならそこそこ満足いく順位にはなります。
さてどうしたらYahoo!検索での順位が上がるのか………随分悩みましたが、考えても答えは見つかるわけありませんでした。なぜならばコンテンツの入れ物と中身を作るのが理系タイプでしたので。
「もしかして」で試したことをベースに「なんだかなぁ」と思いながらも続けたところ、それにも少しずつ慣れてきて、それと同時にYahoo!検索にも評価されるようになり、現在はGoogle経由よりもYahoo!経由での訪問数が2倍にもなっています。それ以前は三分の一程度でしたので、伸び率は5倍から6倍といったところでしょうか。
この話には続きがあって、Googleからの評価はさっぱり上がらなかったということです。“内的要因”という点ではGoogleとYahoo!では全く違うというのが1年間の闘いの結論です(いちおう)。
で、本日衝撃的なことが起きました………
続く。