メインのサイトのドメイン名を変更して「301転送」、新ドメインがインデックスされるペースはGoogleよりもYahoo!が早かったのですが、2週間を経過するころにはGoogleの加速度が増して、現在はインデックスされているページ数は圧倒的にGoogleが多いです。
Googleに早めにインデックスされたページの「検索順位」は旧ページのものを引き継いていました。ところが、インデックスされたページ数が増加した途端にいっきに順位が下落。まるで何かのペナルティを食らったかの如く悲惨な状態です。Yahoo!については大多数が旧ページのものを引き継いでくれています。ドメイン移転に関してはYahoo!は親切ですね。残念ながらGoogleさんには嫌われてしまいました。
さて「検索サイトのシェア」については仕事柄気になるもので、現時点のシェアを明確に示してくれるサイトは無いものかと探してみたところ、それっぽいサイトが見つかりました。
ちなみに、「検索サイトのシェア」について自分のWebサイト・ブログを引き合いに出して論じている人がいますが、それは当てになりません。“入れ物”と“中身”でGoogle検索経由の訪問者数とYahoo!検索経由の訪問者数の割合は変わります。「うちのブログは圧倒的にGoogleが多い」と言う人は、その理由を分析した方がいいかも。
“中身”は同じだけど“入れ物”を変えたらどうなるのか…
この件は実際にメインサイトでリニューアルを機会に検証しました。(ドメイン変更前のデータです)
リニューアル前も後も「Movable Type」を使用しています。「中身=記事(エントリー)」は殆ど同じです。(なぜ“殆ど”なのかはページを整理したため)
リニューアル前 2007年7月の実績
yahoo : 34.02%
google : 58.87%
リニューアル後 2008年7月の実績
yahoo : 70.25%
google : 27.44%
“ブログ”でそれなりに中身があればGoogle検索経由での訪問者数を見込めますが、限界はすぐにきます。Yahoo!検索経由での訪問者数が少ない理由は簡単で、“ブログ”でそれなりの中身があってもYahoo!(YST)には評価されず、検索順位がいつまで経っても上がってこなかったためです。
では、入れ物としての“ブログ”をやめたらどうなるのか、サイト構成を変えたらどうなるのか、そしてもうひとつ「○○○したらどうなるのか」の結果がリニューアル後の実数です。「○○○」は外部リンク獲得ではありません。(“ブログ”ではないため外部リンクは減ってしまいました)
「FC2ブログ」で運用しているサブコンテンツと比較してみると…
絶対数が少ないため2008年7月と8月の値を合算してありますが、圧倒的にGoogle検索経由での訪問者数が多いです。「Googleユーザ向けのページだからでしょ」というわけではありません。どちらかというとYahoo!ユーザ好みのページです。(そのジャンルに該当するメインサイトのページのアクセス状況を調べてみると“95:5”で圧倒的にYahoo!検索経由で訪問されています)
結論は書きませんが、「FC2ブログ」などのサービスを利用して、テンプレートをそれなりにカスタマイズして(これは必須)、ある程度の中身があれば、Googleに好かれてアクセス数をそこそこ見込めますが、Yahoo!に対してはそれではダメだということです。
「検索サイトのシェア」の話題から外れているかといえばそうではなく、自分が運営している“ブログ”だけでは「検索サイトのシェア」など分からないということです。
ということで、所有しているすべてのサイトの実績を合算してみたところ…(Yahoo!とGoogleのみ抜粋)
Yahoo! : 62.7% Google : 37.3%
となりました。検索エンジン・ポータルサイト 日本でのシェア(使用率)に掲載されているデータに近いですね。
※Webサイトの運営に関することは「哀楽ウェブ」書いてきましたが、今後はオヤジ日記に書いていきます。