キーワードの順位の推移を見る場合、“1個だけ”で良い場合もあるでしょうが、私の場合は“54個”の推移を記録しています。なぜならば「サイト全体としてどうなのか」を把握するためです。
最近「YST update」があったのかどうかレポートが無いから分からない…と嘆くWebマスターさんも居るかもしれませんが、一番困っているのはSEO業者かもしれませんね。「YST update」で下がったところにタイミングよく営業電話すればいいので。
でも、レポートが無くても私は困りません。
晴練雨読さんの「Yahoo!の検索順位大規模変動の履歴」とマッチングさせてみました。
赤ラインのところが「インデックス更新」があったとされるところです。(検索順位ポイント換算値は)
数個のキーワードだけならば「YST update」のタイミングで“上がった”“下がった”となるのでしょうが、数多くのキーワードでチェックしてみると数日間掛けて変わていくのが分かります。徐々に上がっているのか、それとも徐々に下がっているのか、その切っ掛けが「インデックス更新」だとしたら、12月25日~26日に「インデックス更新」があったのかもしれません。しかし、日々の変動が微妙にあるため、「とりあえず毎日チェックしましょう」というところでしょうか。
追記1.
会社のサイトの場合
対象キーワード29個(単一、複合キーワード)
12月25日をピークに若干ダウンした後、年末から順位変動がやや多く、TOP2~4位のサイトが頻繁に入れ替わっています。
FC2ブログを使っている趣味サイトの場合(月に一度だけ更新)
対象キーワード14個(複合キーワード)
これは実験も兼ねてFC2ブログを使用していますが、構成はWebサイトに近いです。昨年10月の「インデックス更新」でFC2ブログが再評価されるようになったのか、順調に順位アップ。しかし、年明けの3日から徐々にダウンして10日からは安定。
追記2.
諸事情により、メインサイトの某カテゴリページの順位を少し落とす必要が発生したため、実験を兼ねてカテゴリ名を変更してみました。
日付 | 順位 |
6月7日 | 1 |
8月29日 | 3 |
9月10日 | 2 |
10月4日 | 10 |
10月15日 | 2 |
11月21日 | 36 |
12月1日 | 22 |
12月4日 | 16 |
12月30日 | 3 |
1月16日 | 3 |
9月22日にカテゴリ名を変更した結果、10月4日になって順位ダウン。その後の「インデックス更新」の度に順位が大きく変わり、12月30日から現在まで“3位”に留まっています。(11~20位になって欲しいのに)
カテゴリ名を変更したことで、ページのタイトルと個別ページからのテキストリンクから某キーワードは無くなっていますが、それでも上位に戻ってしまいました。そのページと各リンク元のページの内容が重要視されているのでしょうか。
追記3.(1月19日) (20日加筆)
いくつかのブログで「アップデートあり」と書かれていたため、改めてチェックしてみました。
趣味のメインサイト
会社のサイト
趣味のサイトも会社のサイトも目立った動きはまだ無いようです。ところが…
FC2ブログ
急降下!
再びフィルタリングされたのでしょうか。
以下は、その他のサブサイトの順位変動です。(18日→19日→20日)
geocities.jp
キーワードA 6位→7位→7位 (12月28日:11位→12月29日:7位→1月3日:6位)
cool.ne.jp
キーワードB 81位→94位→94位
キーワードC + キーワードD 9位→15位→14位
某プロバイダのレンタルサーバ
キーワードE + キーワードF 2位→2位→2位
キーワードE + キーワードG 3位→6位→6位
キーワードE + キーワードH 1位→2位→2位
キーワードE + キーワードI 1位→1位→1位
キーワードE + キーワードJ 1位→1位→1位
キーワードE + キーワードK 10位→11位→11位
キーワードE + キーワードL 1位→2位→2位
キーワードE + キーワードM 2位→2位→2位
このサイトは1年間全くメンテナンスしていませんが、頻繁に順位変動がおきます。しかし、今回のアップデートの影響は僅かです。
キーワードE + キーワードF 12月3日:1位→12月4日:2位
キーワードE + キーワードG 1月7日:16位→1月8日:3位
キーワードE + キーワードH 12月10日:36位→12月11日:1位
キーワードE + キーワードI 12月3日:2位→12月4日:1位
キーワードE + キーワードJ 12月28日:15位→12月29日:1位
キーワードE + キーワードK 1月3日:12位→1月4日:10位
キーワードE + キーワードL 12月15日:20位→12月16日:1位
キーワードE + キーワードM 12月26日:18位→12月27日:2位
年末年始に大きく動いていました。
sugoihp.com
キーワードN 4位→18位→18位
キーワードO 17位→23位→23位
キーワードP 7位→8位→8位
マイナーなキーワードNで順位が落ちた理由は、該当すべきページが圏外に飛んだためです。
web.fc2.com
キーワードQ 14位→16位→16位
キーワードQ + キーワードR 4位→3位→4位
web.fc2.com
キーワードS 36位→34位→17位
キーワードS + キーワードR 6位→5位→5位
web.fc2.com
キーワードT 27位→22位→19位
4ヶ月前に設置した3つのサイトはそれほど影響を受けていません。(4ヶ月間更新なし)
jugem.jp
キーワードU 55位→圏外→圏外
キーワードU + キーワードD 9位→8位→18位
構成をWebサイトぽくしてありますが急落しました。(2ヶ月に一度の更新)
Webサイトの場合は更新頻度に関係無く、殆ど影響を受けていませんが、フリーのブログサービスを使ってWebサイトぽくしてあるものが急落しました。
ここには掲載してありませんが、昨年11月上旬から独自ドメインで始めたWebサイトが吹っ飛びました。2ヶ月間順調に順位が上がってきたのに…
偶然かもしれませんが、この日記ブログ(MT3.2)については11月度のアップデート前の状態になっています。(つまり古いページの方が順位が上になっている)
最後に…
会社のサイトの趣味のサイトを比較してみました。
既に10年間を経過している会社のサイトは、いちおうメーカーですから被リンク数はそれなりにあります。趣味のサイトは移転を繰り返したことの影響も多いこともあって、被リンク数は非常に少ないです。ページの作りこみに関しては私がやっているため、内的SEOに関しては殆ど同じだと思われます(会社のサイトも2年前にMT3.2をCMS代わりに使ってリニューアルしました)。とすれば圧倒的に会社のサイトの方が有利のはずですが、“会社のサイト”という制約があるために「こうあるべき」と主張してもそれを実現できず、コンテンツのパワーが足りていません。
さて、その両者が「YST update」でどうなってきたのか…
11月度のアップデートまでは似たような傾向にありましたが、それ以降は違ってきています。今回のアップデートが内的要因に重きを置いてくれているとしたら、とても嬉しいのですが…