ブロンプトンの日本一周編の終了後は「島めぐり」や「ロケ地巡り&聖地巡礼」を楽しんでいます。なかなか遠くに行けるような情勢ではないため、しばらくは、岐阜、長野、石川、富山で聖地巡礼ネタを楽しむつもりです。大きく移動する場合は列車移動で、現地でのバス移動の代わりにならキャリーミー、そこそこ走行距離があるならブロンプトンという選択肢になります。
順番からすると「あの夏で待ってる」と「おねがい☆ティーチャー」の長野がターゲットになりますが、コロナ禍で中国からの観光客がいない今のタイミングなら白川郷で決まり。ブロンプトンの旅の補完計画の一環に絡めるなら飛騨古川から富山に抜けて、富山エリアの聖地巡礼、そして白川郷へ向かうルートを検討。金沢から白川郷へ向かうルートもありますが、白川郷から先は、どのルートを選んでも走ったことがあるため、面白みに欠けます。どのルートを選んでも走ったことがない区間が短すぎます。
ならば、“自転車無し”で行程を組んでみると、高速バスという選択肢があります。そもそも以前なら名古屋から金沢までは特急でサクッと行くことができたため、少ししか使わない可能性があってもブロンプトンを持っていきやすかったのです。北陸新幹線開通後は名古屋から金沢へ行くことが非常に不便です。米原まで在来線を使うと早朝の便は平日、休日関係なく混むため、踏ん切りがつきません。
高速バスを使えば「名古屋→金沢」「金沢→白川郷」「白川郷→名古屋」のルートが組めます。これで“自転車無し”が確定。
ということで急きょ「花咲くいろは 26話+劇場版」と「ひぐらしのなく頃に 全50話」を視聴して聖地巡礼のイメージをインプット。
撮影歩き旅ですので荷物を厳選してもこの量になります。
撮影機材
・OLYMPUS OM-D E-M1 MarkIII
・OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII
・M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
・LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.
・SONY RX100M3
そして星空撮影のために超小型の携帯三脚です。
撮影歩き旅のために随分前に用意しておいた「HAKUBA カメラリュック SP-CT04-RBPGY」の出番がきました。
小型のミラーレス機なら偶然にもここに2台入ります。
魚眼レンズは反対側に収納。小物類もこちら側に入れます。
10月18日
8時30分発の金沢行きの高速バスに乗車します。
途中のサービスエリアでトイレ休憩。偶然にも名鉄観光バスが2台並んでいます。
定刻通りに金沢駅前に到着。かなり空いているとはいえ、結構な賑わいがある金沢駅です。
路線バス乗り場がたくさんあるため湯涌温泉行きの乗り場を確認。同じ乗り場でも行先が違う便があるため時刻だけが最終的な頼りになります。
湯涌温泉行きのバスの乗車率が想像をはるかに多かったため、「人気あるんだな」と思ったのですが、途中までは観光ポイント周回ルートを走るため、次々と降車していき、なんと終点まで乗車したのは私を含めて僅か二人でした。
湯涌温泉を訪問した目的は「花咲くいろは」です。
聖地巡礼マニアの人たちは定期的に訪れているみたいですね。
「花咲くいろは」のグッズを販売しているお土産屋を覗いてみましたが、グッズは全て売れ切れです。「ぼんぼり祭り」の手ぬぐいを購入しましたが、長期間売れ残っていたものだったのか、自宅で開封してみたところ日焼けしていました。
※「花咲くいろは」の聖地巡礼ネタは別記事にします
紺屋は金沢駅近くのホテルに宿泊。
通常料金11780円、GOTOで7332円。1泊2食で7000~8000円なら普通ですね。それほどお得感がありませんが…
なんと5000円の料理コースのクーポン付です。さらに地域クーポンが2000円分付いています。これなら超お得だなぁと思ったのですが。
品数はイメージと同じですが、質に関してはずいぶん違うような。これで5000円は高いなという印象です。5000円の商品券なら酒と単品を頼んだ方が満足度は高そうです。
食後は「ひがし茶屋街」まで徒歩で往復します。
ここはシャッター速度“2秒”です。オリンパス機の手振れ補正は強力です。
夕方の金沢駅は旅行を終えて帰る人々で混んでいましたが、それが過ぎると観光客が激減して静かな駅です。
初日からたくさん歩きました。
10月19日
ホテルの朝食バイキング。観光客が少ないため、混むことなくゆっくり過ごせました。
二日目の前半は、「花咲くいろは」の金沢市内編です。
そのあとは「にし茶屋街」に行ってみましたが「あれ?」という感じの狭いエリアでした。
金沢駅に向かうルートは「なんか見たことがある風景だな」と自分のブログをチェックしてみると、ここはブロンプトンで走ったブルベ400kmのコースでした。
金沢から白川郷へ向かう高速バスの乗車客は8名程度でしょうか。ただし、この高速バスは高山まで行くようで、白川郷で降りたのは私一人だけでした。
秋の白川郷。空いているので、のんびり撮影を楽しめます。
電子決済キャンペーン開催中の白川郷ではPayPayで支払うと、入場料、食事代、土産代などが30%オフになります。※対象施設、店舗には入り口に張り紙があります。
聖地巡礼ネタのために「和田家」を見学。
ドライブ、社員旅行、ロードバイク、ブロンプトン、バスツアーで訪れたことがある白川郷ですが、平日とはいえここまで空いている白川郷は今だけかもしれません。撮影目的なら今がチャンスです。
こちらも聖地巡礼マニアの人たちが定期的に訪れているみたいです。
※「ひぐらしのなく頃に」の聖地巡礼ネタは別記事にします
空いていてもお一人様OKの宿は限られ、今夜は古民家を改築した民宿です。個室は僅か2部屋で、そして雑魚寝用の大部屋が2部屋。今夜の宿泊客は私を含めて二人です。
夕食時間の食堂ですが、なんとこの広さで私一人だけです。GOTOを使うなら2食付きにすればお得感があると思うのですが。
通常は12500円。GOTOで8125円。地域クーポン2000円付きです。今夜の宿も夕食は5000円相当ですが、さて。
豪華に飛騨牛です。2、3切れというせこいものではなく、見た目もお腹も満足する十分な量です。食後は宿の向かいのコンビニで晩酌セットを買い込んで一人寂しく過ごします。曇っているため星空撮影はなし。
二日目もたくさん歩きました。
10月20日
夕陽も星空も無理でしたが朝陽はどうだろうかと5時起き。
5時40分ごろに宿を出発して、誰にも逢うことなく展望台。濃霧ですが少し待てば霧が晴れて朝陽を拝めるのでしょうか。とっくに日出時刻は過ぎ、待てども待てども太陽が出てきません。
諦めて、白川郷を隅々まで散策してから宿に戻りました。
朝食は、ごくごく普通の朝食でした。宿の人の話によると、この時期は晴天日でも10時過ぎまで太陽が出てこないようです。ということで食後はチェックアウトの時間まで二度寝しました。
10時少し前に宿を出て、三回目の白川郷散策。
ここでは宿の人のお勧めの構図でカシャカシャ。
若い宿の人は名古屋のツアー会社のバスガイドだそうで、数えきれないほど白川郷を観光案内してきたそうです。たぶんですが、インバウンド客がゼロになっているため、白川郷でアルバイトしているのかもしれません。
11時ごろにはバスツアーの団体客らしきグループがいくつか散策していましたが、それでも空いています。聖地巡礼ネタのために「合掌造り民家園」に入場してみると客は僅か数名でした。途中からは貸し切り状態で撮影を思う存分楽しめました。
白川郷に現存する最も古い民家「旧山下陽朗家住宅」
観光客が激減していることが原因なのか平日は休みになっている食事処ばかりです。軽食屋は営業していますが、腹の足しになるようなものは限られます。「飛騨牛のカレーパン」と「鶏ちゃん唐揚げ」で1000円なり。地域クーポンが使えます。
一部にお土産屋は「ひぐらしのなく頃に」をアピール。
流行りの「鬼滅の刃」も。
さるぼぼの小さい人形の価格ですが、ノーマル仕様だと550円、ひぐらしのなく頃に仕様だと660円、鬼滅の刃仕様だと880円です。
帰りの名古屋行きの高速バス。白川郷で乗車したのはなんと私一人です。
途中でいくつか乗降場所に立ち寄っていますが、結局一人も乗ることはなく、終点まで完全に貸し切り状態の高速バスでした。
三日目もたくさん歩きました。
地域クーポンがあったので、今回はお土産は多めです。
宿 : 15657
名鉄 : 1190
高速バス : 10500
飲食 : 3291
土産 : 5056
観光 : 630
地域クーポン : -4000
旅費合計 32324円