2011年4月1日~4月2日
遠征二日目は南海フェリーで和歌山港から徳島港へ渡り、桜巡りをしながら高松市まで走ります。遠征三日目は岡山に向かいますが、瀬戸大橋は自転車で渡ることができないため、一区間のみ輪行した後、桜巡りをしながら岡山駅までの走ります。
二日目は関西エリアとお別れして四国エリアへ向かいます。さらば和歌山。
和歌山港から徳島港へ向かう南海フェリーの船内はこんな雰囲気。乗船時間は2時間ほどありますので、今日のスケジュールの再確認後、しばしの睡眠。
こんにちは徳島。四国に上陸しました。四国にやってきたのは二度目ですが、自転車では初訪問。
徳島の桜観賞地「眉山公園」を目指しますが、なんだか“ヒルクライム”のような雰囲気が漂ってきます。
えっちらおっちら上っていくと、信じられない光景が…。勾配15%って。この光景にスマートフォンも驚いたのか、標識を撮影していたら、なんとハングアップ。電池を抜いて強制リセットさせると復活。やれやれ。
こうなったら行くしかないでしょう。気合を入れて上り始めると「桜はこちら」という看板が…。
すかさず右折すると、緩やかなハイキングコースに突入。助かった…。徳島市街地を眺めながら奥へ奥へと突き進みます。
ハイキングコースを終点まで進むと開けた空間があり、そこにはキレイな桜が待っていました。
ここは桜祭りの会場になっているようですが、平日の午前中ということもあって“準備中”という雰囲気。眉山ヒルクライムに興味がありますが、ここで時間を使うわけにはいかないため、このまま下山します。
徳島城跡公園に立ち寄ってみました。ソメイヨシノの開花は遅れているようですが、花見客が大勢訪れていました。ここのシダレ桜がキレイです。
「SL展示場」でSLを背景に桜撮影。桜を見ながらのんびりしていたら、時刻は既に12時25分。ここで大変なことに気が付きました。今日は7時30分にホテルを出発していますが、フェリーの移動時間と待ち時間+αで3時間ほどタイムロスがあります。鳴門公園を経由してから高松まで走る必要があるのに、すでに正午を過ぎているなんて…。えらいこっちゃですよ。昼飯を食べる余裕などなく、ひたすら鳴門大橋目指して走り続けます。
鳴門大橋が見えてきました。携帯補給品でエネルギーをチャージしながら先を急ぎます。
海沿いの道路を走ってきたとはいえ、結構な上り区間があって疲れます。13時45分、鳴門公園に到着。
“うず”が見られる時間帯ではないようですが、まあここには「来てみたかった」だけのことですからいいや。
絶景ポイントであることには変わりません。自転車で訪問すると、より良く見えるのはいつものことです。自転車の場合は、鳴門から淡路島へ渡る方法が無いというのは残念なことです。なんとかならないものなのか。
鳴門公園を折り返して高松を目指しますが、「鳴門スカイライン」は予想外なアップダウンコースでした。8~10%の上りが頻繁に現れるため、ブロンプトンでは非常にキツイ。ジテツウトレーニングでやっている「低ケイデンスのダンシング」がここで役に立って、勾配9%までなら筋力&心肺に負荷をそれほど掛けずにミドルギアで上れますが、予定外のことでしたのでさらに時間が心配になります。
ブロンプトンで“ノンストップ走行”をやると非常に疲れるため、「引田の古い街並み」に立ち寄ってみました。(手前のコンビニで補給タイム)
高松市内に入る頃には「夕日に向かって走る」という雰囲気。
18時5分、ホテルに到着。今日は時間との闘いになって非常に疲れましたが、なんとか予定の時刻にゴール。
二日目の走行距離は約111km(獲得標高:723m)でした。
香川に来たのですから「讃岐うどん」を食べないわけにはいきません。天ぷらうどん特大(3玉)でお腹いっぱい。この量で740円ですから激安ですね。宿に戻って明日のコースを再検討。ブロンプトンはママチャリみたいなものですので、一日の走行距離が100kmを超えると非常に疲れます。さらに長時間の巡航にも適さないため「ひたすら走る」というのはツライ。しかし、今回のルートは移動距離が多いため、さてどうしたものか…。今回の目玉の「琴平」は残念ながら諦めるしかないか…。
最終日は香川と岡山の桜観賞地をいくつか立ち寄ります。
まずは「栗林公園」です。普通の公園かと思っていたら全く違いました。かなり広大な敷地で、普通に園内を回っても1時間くらい要します。
ここは時間を忘れて“のんびり”と過ごしたくなる空間です。あとのことはとりあえず忘れて景色を堪能します。
桜を絡めて、いかに撮影するか。写真撮影も楽しめる庭園ですよ。
次に「高松城跡」の玉藻公園に立ち寄ってみました。
玉藻公園には桜の花見の宴会場所が用意されていますが、殆ど開花していません。
岩から松が生えています。「ど根性松」だそうです。さて高松観光もそろそろ終えて、瀬戸大橋方面へ向かいますが…
海沿いの道は向かい風が強くて、三日目の脚には非常にキツイです。10時20分、「大崎ノ鼻」で瀬戸内海の景色を眺めながら小休憩。
11時40分、瀬戸大橋に到着。「大崎ノ鼻」からの海沿いの道路は瀬戸大橋を見ながら走ることができますが、すぐそこに橋があるように見えてもなかなか着かなかった。それだけ大きい橋というわけです。
展望台から瀬戸大橋を眺めながら携帯補給品でエネルギーチャージ。三日間とも昼食は「携帯補給品+コンビニ」になりそうです。
自転車で瀬戸大橋を渡ることはできないため、JRの坂出駅から児島駅まで輪行します。
車内から望む「瀬戸大橋記念公園」。さらば香川。
JR児島駅から再び走ります。こんにちは岡山。
海沿いの道路を気持ちよくクルージング、でしたが…
意外にもアップダウンがありました。ループ橋をえっちらおっちら上ります。
岡山の桜鑑賞地「深山公園」へ向かう道路は勾配10%ですよ。そろそろ脚が回らなくなってきたため、ひたすら立ち漕ぎで上り続けます。
深山公園の園内はサイクリングロードが整備されています(といっても舗装されているわけではありません)。残念ながら、肝心の桜は全く咲いていません。駐車場係りの人に聞いてみると「一週間後が見頃になるのでは?」とのことです。
岡山市内にやってきました。こちらの桜もちらほら咲いている程度。岡山エリアの開花は遅れているのかもしれませんね。
16時45分、岡山城に到着。桜が満開なら良い景色になりそうですが、桜と城をセットで撮るのならこの構図しかありません。
今回の最終ゴール地点のJR岡山駅に到着。17時10分。
18時14分の“のぞみ”で帰ります。
三日目の走行距離は約97km(獲得標高:549m)でした。
今回の「桜観賞地巡り」の三日間の走行距離は約317km(獲得標高:1834m)でした。
交通費
三河安城駅-新大阪駅 7,850円
和歌山-徳島 2,000円
坂出駅-児島駅 1,020円
岡山駅-三河安城駅 11,190円