ブロンプトンで走った日本一周の「京都~東京」の区間は東海道編と観光編の二本立てです。
愛知県内のいろんなところを走ってきましたが、改めて観光編としてルートを繋いだらどうなるんだろうと組んだ3本。
・愛知観光編「熱田~長久手~岩津」
・愛知観光編「岩津~常滑~高浜」
・愛知観光編「高浜~蒲郡~豊橋」
「岩津~常滑~高浜」では強風のため、知多半島をぐるっと周る予定を途中で諦めて「常滑→半田」に切り替えました。よって、愛知観光編の完全版にするためには「常滑→師崎→半田」を愛知観光編として走る必要がありますが、常滑と半田の観光を除くと、ほとんど走るだけになるため、どうしようか悩みながら先送りの連続。
日本一周編を終えたあとは島めぐりを追加して、撮影メインなら自転車なしの歩き旅も楽しんできました。
つまり「島めぐり」を愛知観光編に組み込めば、「常滑→師崎→半田」を改めて実行する意味があります。
実は師崎から渡る島「日間賀島」「篠島」にはすでに3回行ってます。
自転車無しで2回
2019年9月 島めぐり「日間賀島」
2019年9月 島めぐり「篠島」
2019年12月 猫はいるのか?「日間賀島と篠島」
自転車ありで1回
2020年9月 ブロンプトンで島めぐり「篠島と日間賀島」
この3回目のブロンプトンで走った時が愛知観光編になるはずでしたが、あまりにも暑くて途中でギブアップして日本一周編のルートに接続できなくて、単なるサイクリングとなりました。だからといって4回目というのは新鮮味に欠けます…
撮影旅行ネタの一つに猫島巡りがあります。猫の活動時間は朝と夕方になるため、ブロンプトンで島めぐり「篠島と日間賀島」の時は篠島で宿泊して、朝食前の早朝に猫を探しました。予想通り夏場でも早朝なら猫がいたので、次回があるなら日間賀島に宿泊したいと考えていました。
何もない日間賀島ですが何故か人気があるため宿の確保が難しく、さらに宿泊費が妙に高いため気軽に「じゃ行こうか」となれないのですが、19300円の宿が平日クーポン、GOTOクーポン、愛知県民クーポンを使って9245円で確保できたため、残された宿題をするためにブロンプトンで出かけます。
11月17日
愛知観光編の残された宿題をするだけなら、往路は常滑まで列車移動、復路は半田から列車移動で良いのですが、平日の朝の列車移動は気が重いため自走することにしました。
8時35分ごろに自宅を出発。いつものコースで、まずは高浜を目指します。
平日の国道419号は大型車が多いため歩道走行を強いられ、いつもより15分遅れで大山緑地公園に到着。そしていつもの巨大な狸の前で記念写真。公園の主のような猫が横切っています。
主らしく貫禄がある猫で近づいて撮っても逃げることがありません。
久しぶりの自転車走行だったのが理由なのか既に疲労感があるため、紅葉撮影をしばし楽しみました。
10時、「やきものの里かわら美術館」に到着。
途中から脚の痛みが出始めて「体力、脚力が随分落ちたなぁ」と嘆きながら、11時4分、日本一周編のルートに接続完了。
常滑市の「とこなめ見守り猫 とこにゃん」。久しぶり!!
途中のコンビニで小休憩を取ってから海沿いの道を南下します。妙に脚に痛みを感じて、30分程度の連続走行ができません。頻繁に小休憩を取りながら進みますが苦痛になってきました。
「常滑~内海」の区間で立ち寄るなら「野間大坊」がお勧めです。
大河ドラマ「平清盛」の放送中なら観光客が多かったかもしれませんが、ここは源義朝の最期の地です。
寺ですが絵馬があります。
たくさん走っていた時に何度も立ち寄った「野間灯台」。今日は雲一つない晴天日です。
「絆の鐘」
14時3分、ようやく師崎に到着しました。約5時間30分も掛かりましたが、とりあえず、初日はここまで走ればオシマイですので、時間の余裕は十分にありました。
荷物が少なく走行距離も短いため今日はブロンプトン二号機です。快速仕様のはずですが、何故かブロンプトン初号機より走りに重さを感じました。
ここで高速船に乗るためにSPDシューズからスニーカーに履き替えます。島に渡った後は徒歩で猫探しをするため、高速船のためだけに履き替えるというわけではありません。
今回で4度目の日間賀島です。日間賀島は徒歩でも自転車でも十分にあちこち見て回っているので、ブロンプトンを置いて徒歩で猫探しをします。
日間賀島の島猫のレポートも別途作成します。今回は収穫が多いです。
予約時にチェックイン時刻を16時にしておいたため、いったん宿に向かいます。
本日の宿の部屋は10畳あるので広々です。和室でもバス、トイレ付き。
全室オーシャンビューという点も宿泊代が高額に設定されている要因かもしれません。
荷物を置いて、撮影機材だけ持って、夕陽が綺麗に見えそうな場所までブロンプトンを走らせます。実は「篠島」で宿泊した時と同じパターンで「さっきまで太陽が見えていたのに、なんで日の入りの時刻に近づくと雲が出てくるんだ!!」状態でした。「あー今回もダメか」と雲に隠れた太陽を眺めていると…
雲を通り過ぎた太陽が顔を出してオレンジ色に輝いています。平日でも日間賀島で宿泊している人は結構いるはずですが、この夕陽を見ないなんてもったいない。写真は高速船が通るタイミングを待って撮りました。狙い通りに良い感じです。
綺麗な夕陽です。
帰港する漁船。
大満足で宿に戻ります。
宿の夕食は「福鼓コース」です。
【先附】たこ塩辛
【小鉢】もずく酢
【造り】鉄刺(てっさ)
【凌ぎ】鉄皮(てっぴ)サラダ
【揚物】ふぐ唐揚げ
【鍋物】鉄ちり(てっちり)
【飯物】雑炊
実は「鉄刺(てっさ)」を食べたのは人生初です。こういう機会が無ければ一生食べることもなかったかもしれませんね。
ふぐのコース料理の相場がよく分かりませんが、だいたい1万円くらいするらしいので、19300円の宿が各種クーポンで9245円になっているので、宿泊費は実質タダですね。さらに地域クーポンが3000円もらえたので、超お得です。
11月18日
天気予報を見ると日出時刻辺りは曇りになっていたため早起きする必要はなかったのですが、念のために6時に起きて外を見ると曇り空です。これは無理かなと二度寝しようにも年を取ると二度寝ができないようで、ごろごろしながらスマホをいじくって過ごします。
6時30分、なんだか雲があるのは海面近くだけのような。夕陽の時のようにもしかしたら…
少し遅れて太陽が現れました。これは期待できそうな予感。
6時42分、まさに「燃える太陽」ですよ。なんだかすごい。
時間とともに漁船の往来が増え、こちらも妙に良い感じな写真になりました。
立地条件が最高に良い宿ですね。
朝食。今日は昼食で狙っているものがあるので、ご飯のお替わりは控えてます。
何もない島ですので、あくまでものんびり過ごすことが目的で宿泊でしょうから、普通なら10時ごろまでくつろぐかもしれませんが、私は8時25分ごろに宿を出発。
日間賀島の観光スポットで一番有名な「恋人ブランコ」。ここは早朝でなければ独占できません。
ということでオヤジがブランコで記念写真。
誰もいないサンライズビーチには数羽のトンビが朝寝していました。昼間は狂暴そうなトンビですが、寝起きは可愛らしいです。
西港側に戻って、昨日の同じ場所にブロンプトンを置いて、集落で猫探し。二日目も収穫が多かったです。
日間賀島から師崎に直接戻っても良いのですが、あえて篠島に立ち寄りました。篠島も徒歩と自転車で周っているので、本来なら「日間島観光」「篠島観光」も愛知観光編で取り上げるべきですが、今回は割愛します。
観光ポイントはこちらに掲載
島めぐり「日間賀島」
島めぐり「篠島」
猫はいるのか?「日間賀島と篠島」
ブロンプトンで島めぐり「篠島と日間賀島」
ブロンプトンを袋から出さずに近場を少しだけぶらぶら。
高速船の待合室でソフトクリームをいただきます。
10時55分の便で師崎へ戻ります。早く帰る必要が無ければ篠島で2時間の滞在となります。
今回こそ途中でギブアップすることなく高浜まで走ります。実はそう大した距離ではないのですが、途中に名鉄の駅があるので、そこが誘惑ポイントだったりします。
魚太郎本店で昼食タイム。ここは平日なのに観光客が非常に多いです。
ブロンプトンで島めぐり「篠島と日間賀島」の往路で通った衣浦トンネルを通ります。衣浦大橋を使った方が圧倒的に時間短縮になりますが、そちらは面白みに欠け、ブロンプトン向きの道ではないのです。写真は半田緑地公園の展望台です。
衣浦トンネルの中間地点が半田市と碧南市の市境です。
そして碧南緑地の展望台。ここからもブロンプトンで島めぐり「篠島と日間賀島」の往路のルートで北上します。
「やきものの里かわら美術館」の駐車場側のトイレに立ち寄ってそろそろゴールです。あれに見えるは祷護山観音寺の観音様です。
高浜港駅前の巨大な鬼瓦。ここで日本一周編のルートに接続完了。
14時5分、名鉄の高浜港駅。これにて愛知観光編完結です。
今回のお土産は全て日間賀島で購入しました。
宿:9245円
名鉄:460円
高速船:1500円
飲食:2908円
土産:2160円
地域クーポン:-3000
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合計:13273円
走行距離
往路 76.1km、獲得標高585m
復路 42.6km、獲得標高293m