仕事にもいろいろとある。“いかにも仕事をやっているぞ”というものもあれば“何をやっているのか分らない”というものもある。それから“とても地味な作業”というものもある。ただ、地味な作業といっても物を生産する仕事ならば形として現れてくるので“何かしている”と思われるであろうが、事務的なものだとそれがいかに重要なことであろうが、めちゃめちゃ面倒なことをやっていようが、それを知らない人にとっては“何もしていない”と思うであろう。
時々、全てを投げ捨てて夜逃げしてやろうかと思うことがある。遥か遠く、誰も知らないような、そして絶対に捕まらないような田舎へ行きたい。居なくなって初めて分るその人の役割というものもあるだろう。