来月中旬頃、無理矢理、海外出張へ行かされるのでパスポートの申請に行ってきました。今回の件は本心から行きたくないんだよ。行きたくない、行きたくない、行きたくない、、、。
昔、パスポートを取ったときは非常に手間が掛かりました。最近、“そごう”が撤退した後に入った松坂屋の7Fに役所の出張所と旅券申請窓口が新設されたので、住民票と戸籍抄本をもらって旅券申請が完了するまでトータル30分以内、T市の住民にはとても便利になりました。日曜祝日も窓口が開いているらしい。「市民のための行政」が少しずつ進んでいるようです。
今日、同僚S君がブチ切れていた。話の内容としては、あれもこれも仕事を押し付けられ、ただでさえいっぱいいっぱいなのに、特に行く必要もないと思われる出張に「お供」としてついていくように上司から言われたからである。
「仕事をあれもこれも抱えて爆発寸前」という状態は誰もが経験することです。長年勤めているといろんな壁があり、それらをひとつひとつ乗り越えていくのも経験です。中には会社の体質とか部の立場、できの悪い上司のせい、などでできる壁もあります。苦労してそれらを乗り越えたとしても、その苦労を分かってもらえない悔しさも経験します。
いろんな経験をすることで人は成長するものです。成長しない人がいたとしたらそれは「人」ではありません。では成長しない人たちはどんな生き物なのでしょうか。謎です。5年前と比べて、10年前と比べて、自分はどう変わったのだろう。自問自答することは大切なことだと思う。
うちの愛犬CoCoを見ていると不思議に思えることがたくさんあります。犬って賢いです。しっかり学習します。意思を持っています。感情があります。周りの気配を感じて行動します。犬も成長します。
話は戻り、「仕事がいっぱいいっぱい」になる理由は簡単です。仕事を依頼してくる人は、自分が依頼していることが全てであるわけで、他のことなど眼中にありません。3箇所から依頼があれば既に3つの仕事を抱えるわけで、それに加え部内の雑用を押し付けられたり、上司のくだらない我侭をまともに受けたり、「大至急!」などと圧力をかけて割り込みをしてきたり、ありとあらゆる仕事に対して全てをフラットに考えていてはそれはもう「いっぱいいっぱい」になるのは当たり前のことです。いかにコントロールするかが重要です。本人がコントロールできないのなら、上司がコントロールしてあげるべきでしょうが、それができないのが会社の体質、部の悪質。すべては本人の問題と片付けられてしまう。
自ら学習して成長しなければやっていけません。できの悪い上司にはキツイ一言を浴びせるのも一つの方法です。「これ以上、仕事を押し付けないでください!」この一言で少し仕事量を減らすことができます。他部門からの我侭と思われる依頼に対しても「本当に必要かどうか、もう少し真剣に考えてください。」これで多少は減ります。どうしてもというものに対しては代替案でなんとかならないのか検討します。工夫する余地はいくらでもあるわけです。
依頼者にとって重要なことは“結果”であって“過程”ではありません。そして依頼者が最初にイメージする“結果”が本当に正しい事柄なのか客観的に判断してあげることも重要です。“本当に必要な結果”だけを満たせば依頼者は満足します。“過程”に拘るのは依頼された側の自己満足でしかありえません。やりがいがある仕事ならばその自己満足のために“過程”に拘ることも良いでしょう。しかし単なる片付け仕事ならば“過程”などどうでも良いわけで“結果”だけだせば良い。そういう割り切り方も重要です。
1から10まで周りの言いなりになって、仕事をあふれるほど抱え、自分では「いっぱいいっぱいだ」と思っていても、相手の望む期限(内容も)までに処理できなければ、「仕事が遅い!」と文句を言われる。「仕事の進め方に問題があるのでは?」と上司からの冷酷な言葉。「おめーの管理能力が悪いんじゃ」と内心思っても、上司に管理能力を望むこと自体、虚しいことに気が付く。そうやって人はいろいろと経験して成長していくものです。
「成長しない人とは苦労をしていない人である」と断言できる。