「Webメール」のさらなる進化のために今日はアドレス帳機能を作りました。見た目は「yahooメール」のアドレス帳みたいなものです。
アドレス帳といっても必要なのは社員のメールアドレスだけですので、ユーザ側で登録をするような機能は必要ありません。必要なのは社内で使っている「OUTLOOK」のアドレス帳の代わりになるものです。
Exchange サーバに登録されている情報を基に「OUTLOOK」のアドレス帳が表示される関係で、「名前」がアルファベットになっている人がいて不便に感じることがあります。海外企業とのやりとりがある人の「名前」がアルファベットで登録されているのですが、これに該当する人へメールしたい時にアドレス帳から名前を探すのに手間取ります。「なんとかならんのか。別名登録くらいあるんだろう」とメール担当者へ何度も抗議したが「ムリです」の一言で片付けられる。
ということで「Webメール」のアドレス帳に関しては「名前」を漢字で表示させるように工夫しました。
まずは、前回「ドメイン認証」の苦肉の策で作った「ドメイン情報ファイル」から「名前」と「メールアドレス」を表示させるようにする。このままでは「名前」がアルファベットのままになってしまう人がいることと、所属部署名が分かりません。そこで人事マスターとリンクさせて「漢字の名前」と「部署名」と「役職名」をもってくるようにする。
ここまでは1時間ほどで作ることができた。ところが、「yahooメール」のアドレス帳のようにチェックボックスで選択した人のメールアドレスがメールの作成フォームの「宛先」「cc」「bcc」に転記されるという処理をどうしたらいいのか随分と悩みました。適当に「yahooメール」のマネをすればちょいちょいとできると思ったのが間違い。
いきなり「yahooメールみたいなやつ」を作ろうとせず、地道にコーディングしていくことで、数時間後になんとか完成。
コーディングしていると「バッ」と明るくなる時があります。「なんでだ、なんでだ~」と悩んでいるときに、ふと難関を突破した瞬間に「バッ」と明るくなるのです。その瞬間が一番気分が良いものです。