“0.025%”なんていう数値を聞くとまるで“雀の涙ほど少ない”銀行の定期預金の利息のようだが、だれが聞いても「そりゃ少なすぎるでしょ」と思える数値が“0.025%”である。
突然、頭に浮かんだ“0.025%”であるが、冷静に考えるとこんな少ないものに何故大量の労力を費やしているんだという話が今日の日記ネタである。
私が勤める会社は「制度的な枠組み」で表せば中小企業であるが、年間の売り上げ金額は“100億円”もある。そう“100億円”もあるのです。ほんと驚きです。会社の中にいるとそんなに売り上げがある企業とはとても思えません。そういう規模の製造業ですからいろいろと設備があるのは当然です。そして年数とともにリプレースされる設備も出てきます。
ホストコンピュータやサーバ、特に業務で使われている重要なコンピュータなどは4年リースで定期的にリプレースされることになっています。今まではそれで何も問題なく導入できていました。しかし、昨年ごろから妙に設備投資に関して厳しくなり、ちょっとしたものでも「通しにくい雰囲気」になっています。
業務で使っている設備が月々のリース代に該当する以上の効果を出しているのならば何も問題がないはずです。よって4年のリース切れに伴い設備が切り替わるというのも変な話ではありません。リプレースしたとしても月々のリース代は同じ、やっている業務も同じ。もし価格的にハードが安くなっているのならリース代も下がります。つまり、ユーザ側(私のような導入側も含む)からすれば、業務継続のために必要な設備を改めて大量の時間と手間を掛けて「設備申請」を再度するというのは非常にムダな行為だと思えるのです。そう感じた部門の極端な例が「面倒だから古いのを使い続ける」と開き直ってしまい、壊れるのを覚悟で使い続け、本当に壊れてしまい業務に支障をきたすパターン。
何か新しい業務を始める時に必要な設備を役員会に申請して買ってもらうのは当然の事でしょうが、4年のリースを切れたタイミングで業務をやめる訳でもなく継続するのにも関わらず新規申請と同様の手続きが必要というのは納得がいかない話です。
“0.025%”とは、100億円の売り上げに対して1000万円の設備を4年間使った場合の売り上げに対する設備の年間費用のことです。会社にとって絶対に必要な設備が年間売り上げの“0.025%”に該当する程度であるにも関わらず、それを申請するのに苦労する人々。
例えば年収が500万円の人の“0.025%”は1250円です。1250円/年の買い物をするのに家族会議を開き“大蔵省”の許可を得る人がいるのでしょうか。
何か変だと私は思う。