初めて「Jリーグ」の試合を競技場で観た。もちろん場所は「豊田スタジアム」である。そして予てから観てみたかった「ジュビロ磐田」の試合である。
もちろんカメラを持参して「シャッターチャンス」を狙ったのであるが、運が良いことにゴールシーンを撮るには最適な角度の席であった。これも何かの宿命か。
その予感はものの見事に当り、前半ジュビロのゴール2本をバッチリ撮影。このままジュビロの逃げ切りで終わりかもと思っていたらなんと後半グランパスのゴール2本。もちろん撮影成功。
試合そのものも何か演出があるのかと思えるほど盛り上がる。
誰がこの展開を予想したことか。前半、当然の如くジュビロの圧倒的な強さの前にグランパスは太刀打ちできない。全てにおいてジュビロがグランパスを上回る。観ていても「ジュビロはやっぱりすごいや」ただそれだけしか言えません。ところが後半、ジュビロの動きが鈍くなり、グランパスの猛反撃であっという間に同点。どうしちゃったのでしょうか。「これは盛り上げるための演出か?」と個人的には疑いを持ってしまった。
そして「グランパス相手に、このまま延長かいな?」と思った後半44分。なんとジュビロがPKのチャンスを手に入れる。そして蹴るのは「中山」。これは最高に盛り上がる展開である。そして大歓声の中、試合は終る。こんな演出ぽい試合があって良いのかというくらいに盛り上がった試合であった。
帰り際「中山が点を入れて、お父さん良かったね。」と娘に言われ、「ほんとだね」と喜ぶ私であった。Jリーグのチームのどこのファンかと聞かれたら私は「ジュビロ」と答えるだろう。しかし私は「ジュビロ」というチームのファンではない。「中山がいるジュビロ」が好きなのである。Jリーグ発足当初は「カズがいるベルディ」が好きだった。
撮影機材: OLYMPUS E-20