ブレーカーが落ちるのでUPSを2台導入

1月の電気代の請求金額が35000円を超えていました。一般的な4人家族の平均値と比べると2倍以上の金額です。私は暖房をガンガンに使うということはなく、寒さに耐える生活をしているのに何故でしょう。

中電の「カテエネ」にログインすると過去の請求金額だけでなく電気使用量を月別、日別、時間別で見ることができます。これを見れば「請求金額が高い!」ではなく「電気を使いすぎ!」であることが明確になります。


月別の電気代の請求金額のグラフです。6月と10月が少なく、1月が極端に多いことが分かります。中電の場合は13日締めですので「12月14日~1月13日」の期間が「1月」になります。


請求ベースの月別の使用量のグラフになります。電気代に比べて山のピークが低いようですが、電気代は使用量が増えるほど割高な設定になっているため、電気代と使用量は比例しません。


それでは月別の使用量を見てみます。12月は常に「使いすぎ!」の状態にあります。


このグラフを見ると12月に比べて1月はバラツキがあることが分かります。


使用量が一番多かった1月25日の時間別の使用量のグラフです。深夜から雪が降り出した日です。


使用量が一番少なかった1月16日の時間別の使用量のグラフです。1月25日との違いの大きさに驚きます。「雪が降るほど寒いのなら当たり前!」と思うのが普通でしょうか。でも実は違います。私と妻と娘の生活スペースだけならば、常にこの一番少ない日の状態にあるはずなのです。なぜならば12月に入って寒くなったころから暖房器具の使用頻度が変わっていないからです。

だったらこの差は何?

離れに住んでいる弟が原因です。離れはコスト優先で建てたため暑さ寒さに非常に不利な状態にあります。創意工夫の塊だった親父は、寒さ対策で暖房器具に大きな依存をしなくても済むようにしていたようですが、そういう発想を一切しない弟は「寒い!寒い!」と言いながら暖房器具を使い放題です。確かに二階は寒いです。私の自室も寒いためよくわかりますが、それでも工夫すれば寝るときは電気毛布を「弱」で使うだけで済みます。

夜間だけでなく昼間も多い理由は何故か。それはいろいろあって、弟が家にいることが多いためです。要するに電気使い放題の弟がいるので電気代が非常に高額になるわけです。創意工夫という発想がない弟に「節電しろ」など言っても無駄ですので、電気代を請求しています。

電気代だけの問題なら騒ぐこともないのですが、「弟が電気を使いすぎる」ことの障害がちょくちょく置きます。

ブレーカーが飛ぶ! (ブレーカーが落ちる)

「またか、やれやれ」で済むときもありますが、「!!(怒り)」の時もあります。CATVの録画中、BD-Rに書き込み中にブレーカーが落ちるとどうなるか。

今年に入って5回以上、ブレーカーが落ちています。

現在の契約容量が「40A」ですので、これを「50A」にすればブレーカーが落ちる頻度が減りますが、それでは何も解決しません。ブレーカーが落ちる原因が自分にあることを弟に自覚させる必要があるのです。しかし、学習能力に欠けるのか相変わらずブレーカーを落としてくれます。

ということで、ブレーカーが落ちても私に被害が無いようにする方法を考えました。

それは「UPS」です。CATVのブースターとセットボックスをUPSに接続しておけば、ブレーカーが落ちても慌てる必要はありません。

CATVのブースターは二階の自室、セットボックスは一階の居間にあるため、UPSは二台必要です。

ブースターを接続するだけですので、超小型のUPSが欲しい。できればモバイルバッテリーくらいの容量で十分。と思っても需要がないのかそのような製品は存在しません。

ネットで評判などを確認してから信頼できるメーカー品で一番安そうな製品をブースター用に買いました。


シュナイダーエレクトリック BE425M-JP APC ES 425VA Battery Backup and Surge Protector 100V

正式名称は「APC ES 425VA電源バックアップ+サージ防護装置100V」のようで、「APC」といえば企業向けという印象がありますが家庭向けの廉価版もあるようです。


最大出力容量(W)は「255W」あるため必要十分です。ただしこの製品をPCやレコーダーなどで使うと不具合が起きるかもしれません。あくまでも「BE425M-JP」は外部バッテリー代わりのUPSです。

CATVセットボックス「TZ-BDT920PW」を接続するUPSは「正弦波出力」である必要があるため、信頼性&価格&評判から選んだ製品がこれです


オムロン OMRON 無停電電源装置 UPS BY35S

見た目の割に容量が少なく最大出力容量(W)は「210W」です。(バッテリーの交換が可能)


設置場所の温度でバッテリーの寿命が随分違うことが説明書に書かれているため、棚に収納せずに熱が籠らない場所に設置しました。


さっそく、CATVセットボックス、外付けHDD、43インチ液晶テレビを接続して初期動作確認。そしてUPSの電源ケーブルをコンセントから抜いて停電シミュレーション。ピーピーとUPSが鳴っていますがテレビは映っています。

これで「ブレーカーが落ちた!」となっても一安心です。本来ならUPSというものは保険みたいなものですが、我が家の場合は必需品になってしまいました。



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