近場の秘境ハイキング「王滝渓谷」

昨日の歩き旅「藤川宿~池鯉鮒宿」の疲れが残っているため、今日は近場を撮影ハイキングします。

物欲が撮影機材に移ってからいろいろと妄想が止まりませんが、“今”何が必要なのか決め手がありません。昨日は画角の確認のために「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」を使いましたが、広角側が少し足りないかなと思える場面もありました。そこで今日は「LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.」を試してみます。歩き優先でボディは比較的軽い「E-PL7」を使います。


ハイキング好きには有名な「王滝渓谷」ですが、そうではない人たちには見向きもされない穴場的な秘境です。初めて訪れた人は「こんな近場に、こんなすごい秘境があったなんて!」と驚くかもしれません。まずは駐車場に設置されている案内板でルートを確認します。フルコースで歩く場合は時計回り、反時計回りの二者択一です。梟ヶ城跡に立ち寄らなければ奥まで行って戻ってくるだけですので、一番奥にある周遊コースを組み入れるかどうかは時間との兼ね合いになります。


8時17分、ここから「王滝渓谷」に向かいます。奥にも少しだけ駐車スペースがありますがすれ違いが困難な狭い道ですので、徒歩で向かいましょう。


綺麗な緑。序盤から良い感じの渓谷になっています。


そして序盤からハイキングコースとは思えない遊歩道が続きます。


不動山展望台に立ち寄ってみました。「王滝渓谷」には数回訪れたことがありますが、展望台に立ち寄ったのは初です。展望台へ向かう遊歩道は「ついでにちょっと見てこよう」というレベルの登りではないのです。


まだまだ暑い日が続きますが、渓谷は涼しいです。


写真を撮りながらのんびり歩いて9時24分、奥の赤い橋「王滝湖かけ橋」が見えてきました。普通のハイキングなら橋を渡って戻りますが、今日はもう少し奥までいきます。


一番奥にはいつのまにかカフェが建てられていました。あいにくお盆休みで営業していません。「since 2011」と書かれているため、私が写真撮影で訪れていた時期には存在しなかったようです。


少し休憩したいなと思っても何もないため来た道を少し戻ります。


「宮川散策道」を歩くと「ここは本当に豊田市なのか?」と思えてくる秘境エリアです。


苔が生えている巨大な石だらけです。


比較物がないため巨大さが伝わりませんが、非常に大きな石が大量にあります。


「王滝湖かけ橋」まで戻ってくると暑さを感じ始めました。渓谷とはいえ日差しが当たると暑いです。

さて、オプションの「梟ヶ城跡」に立ち寄りますが、写真を撮る余裕がないほどの激坂の登りが続きます。反時計回りをする人が多いのか、大勢のハイキング客とすれ違いましたが、トレッキングポールなしで激坂を下るのは怖そうです。


激坂区間を抜けると普通のハイキングコースになりましたが、渓谷から離れてしまったことで気温がいっきに高まります。


最後の急坂を登ると「梟ヶ城跡」に到着。城跡らしきものはなく展望台が設置されています。


豊田市の中心街を眺めることができます。この展望台からはひたすら階段を降りることになり、距離にして900m。「もう下りはいらない」と嫌になってきます。


11時25分、駐車場に戻りました。二つの展望台に立ち寄らなければ、写真を撮りながら「宮川散策道」を周っても2時間あれば十分かもしれません。



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