撮影ハイキングのための必要最低の撮影機材ですら重さを感じるため、今月の京都撮影の前に撮影ハイキングが現実的なのか試しておきます。
なかなか進まない「歩き旅」も兼ねて、終端になっている「瀬戸」「西尾」「熱田」「藤川」の中から選択するとして、「撮影ハイキング」ですから被写体が必要です。
今回は撮影しながらのペース配分を把握するために「瀬戸」を選択。
歩き旅愛知編瀬戸&春日井エリアのゴールだった「愛知環状鉄道の瀬戸市駅」を8時スタート。
自転車で何度も走った瀬戸市内を歩くことになるとは自分でも意外に感じます。
時間がまだ早いため観光施設を全てスルーして、単なる町並み散策となります。瀬戸市の中央にも関わらず、歩いている人が非常に少ない点は不思議です。
昭和にタイムスリップする「末広町商店街」の入り口に到着。
アーケード街ですが華やかさが全くなく「昭和の商店街」そのものです。
舞台設定を40年前にした映画を撮れそうな風景です。
開き直って「昭和の商店街」をアピールして観光地化させると良いかもしれません。ノスタルジーブームですから。
「宝泉寺」から「窯垣の小道」に入ります。さて焼き物の町のライバル「常滑」との違いはいかに…
「窯垣の小道」をアピールしているような雰囲気はありますが、まさに迷路です。普通に歩いていても迷子になってしまいます。あっちこっち行き止まり。
「うーん、撮影と観光目的なら常滑が良いかな」が正直な感想です。
「窯垣の小道」の少し先にある「洞本業窯」。ここで瀬戸市散策は終了して、ひたすら歩くパートに入ります。予定では戸越峠を越えて豊田市に入り、南下して猿投神社、気合を入れて豊田市駅まで…
戸越峠目指して県道212号を歩きます。道路沿いに「古瀬戸街道みちしるべ」なる焼き物が置いてあります。全部で19個あるようですが、具体的にどこにあるのかは書かれていません。(今日は3個見つけました)
このままひたすら歩くと撮影機材は単なる重い荷物になってしまいます。そこで予定を少し変えて県道22号を北上します。
県道212号は歩道どころか白線すらない道ですが、県道22号はさらに歩くスペースすらありません。大型車が来るたびに避けるのが大変です。
10時57分、紅葉で有名な「岩屋堂」に到着。
過去のレポート → 2008年11月21日 岩屋堂の紅葉
豊田市なら香嵐渓、瀬戸市なら岩屋堂というレベルでしょうか。
今日はまだ11月上旬ですから、紅葉には早いと分かっていても「もしかしたら」と気が早い人が多いようで、無料駐車場は満車状態になっています。有料駐車場も紅葉になっていないためか料金を徴収する人がいないようです。
まずは「暁明ヶ滝」。曇り空のため、あっさり目の色合いになって残念。
紅葉になっていないため、単なるハイキングになってしまいます。これなら王滝渓谷の方が何倍も楽しめると思います。
一番奥にある「瀬戸大滝」。
f/6.3 1/10秒 ISO200 -0.3補正 実焦点距離35mm(換算70mm)
「E-M5 MarkII + 12-100mmPRO」の強力な手振れ補正は滝撮影でも活躍します。
本日の撮影機材は歩いている最中は「E-PL7 + 9-18mm」、撮影モードに入った時は「E-M5 MarkII + 12-100mmPRO」です。
ここは紅葉なら間違いなく綺麗だろうなという風景です。
この先の予定が未定なため補給できるうちに補給しておきます。五平餅2本で350円なり。1本が小さいので2本が基本みたいな雰囲気です。
もう歩くのに飽きたため「バスに乗って県道212号に戻りたい」と思っても路線バスがありません。近場をコミュニティバスが巡回していますが、本数は2時間に1本で、乗り継いで乗り継いでようやく瀬戸市中心部にいくようです。諦めて歩きます。
時刻は11時40分、「戸越峠を越えて猿投神社を経由して豊田市駅まで」は不可能です。豊田市側の路線バスも分からないため、大幅に予定を変更。
住宅街を通り抜けて国道248号を歩きます。さすがに国道だけあって歩道が整備されています。交通量が多くてもこれなら安全です。歩きやすい道と自転車で走りやすい道は違いますね。
「名鉄の尾張瀬戸駅から愛環の瀬戸駅へ」という誘惑に負けてしまうと、「歩き旅」が1歩も進まなかったことになるため、足が止まるまで南下することにしましたが、午後1時30分を過ぎるころには歩くのが苦痛になってきました。襷掛けしているバッグの重さがずっしりきます。
「次回のコースのためには最低でも八草駅まで」と頑張りたいところでしたが、一つ手前の「山口駅」でギブアップ。
本日のコース。あちこち迷った箇所があるため、実際はもう少し距離があります。
あまりにも重く感じたため重量測定してみると「3.9kg」でした。ブロンプトンの旅の時は10kg程度ありますが、それを背負って走るわけではないため重さを感じるときは、加速時と上り、そして押し歩きの時で、巡航時に重さを感じません。
泊まりの撮影ハイキングになるため、これらに着替えなどが追加されます。一日の殆どを歩くなら撮影機材を妥協するしかないかもしれません。
自転車でひたすら走るときは多少荷物が重くても問題ありませんが、ひたすら歩くとなるとちょっとした荷物で身体への負担は大きいようです。