列車そのもの、廃線跡、無人駅などの鉄道マニア向けではなく、特別列車などの企業側の企画に便乗するわけでもなく、鉄道はあくまでも旅の交通手段のひとつという扱いの雑誌が創刊されました。
自転車旅でも活用した「るるぶ」や「まっぷる」は車を使うことが前提になっているため、移動手段に列車やバスを使うことはあまり考慮されていません。観光地の観光ガイド本の場合もそこに行ってからの観光ガイドであって、そこまでの行程は割愛されています。
車の運転ができない人はどうするのか。自力であれこれやれる人は自分で企画すれば良いのですが、そうでは無い人は旅行会社が企画するツアーを使うのが一般的でしょうか。
最近のお気に入りは「旅と鉄道」ですが、どちらかといえば「自力であれこれやれる人」向けの書籍のような感じがします。旅したいけどドライブは嫌(または運転できない)。ツアー旅行は嫌。観光地だけ散策すれば良いわけじゃない。列車に乗ることが目的ではない。などなど人それぞれですが「それでは鉄道旅はどうでしょうか」という提案をしているのが「TRE TRIP」かもしれません。「鉄道旅ってマニアぽい」という印象を持たさないように「女子旅」になっていますが、全般的に鉄道旅の入門編のような内容ですので、個人的な鉄道旅をしたことがない人が対象です。
「鉄道旅」の中の列車移動が手段なのか目的なのか。この匙加減が一般受けするのかどうかでしょうか。