廃線跡を自転車道や遊歩道にしている場所も結構ありますが、そのまま放置とか線路だけ撤去している場所もあります。中途半端に放置していたものに何かしらの価値を見出して保存活動を続けている場所もあります。
廃線後40年経ってから発掘された「愛岐トンネル群」が現存できているのも保存活動の賜物です。その「愛岐トンネル群」が春と秋に短い期間だけ一般公開されます。

開門が9時かと思っていたら9時30分でした。9時15分には入場待ちの長蛇の列ができていましたが、9時20分ごろにはゲートオープン。

愛岐トンネル群の3号から6号までの約1.7km区間をハイキングします。

トンネルに入って振り向いてカシャ。今日の撮影機材は「EOS 6D MarkII」ですので、暗いところでも全く問題ありません。

足元を気を付けながら出口の向かいます。ちなみに懐中電灯の使用が推奨されていますが、6号トンネルでは必須です。ここを見るなら懐中電灯を忘れないように。

続いて4号トンネルです。

トンネルの出口に近づくと何やら期待できそうな風景が少し見えてきました。

ここが紅葉スポットのようです。

推定樹齢98年から110年の「三四五(みよい)の大モミジ」。

トンネル工事の時に邪魔になったモミジの木を切り倒したら、そこから3本の芽が出てきて巨大なモミジに成長したとのこと。

現在の定光寺駅周辺の雰囲気では信じられないことですが、この寂れた「玉野渓谷」も昭和初期までは大いに賑わっていたそうです。

なぜかブランコが設置されています。

5号トンネルに入ります。

トンネルの中を撮影してみました。肉眼では真っ暗で壁がどのようになっているのか分かりませんでしたが、このような造りをしていたんですね。撮影データを見ると「f/8 1/10秒 ISO40000」になっています。マイクロフォーサーズより1桁多いISO感度が使えるフルサイズ機ならではです。

5号トンネルを抜けると休憩ポイントになっていて出店もあります。10時30分から14時までコンサートも催されるため、トンネルを歩くだけではなく、のんびり過ごすこともできます。

一番長い6号トンネルの中にある明かり。

6号トンネルの出口だけなぜか木が植えられています。

ここで行き止まりで県境です。この先の7号トンネルからは岐阜県の管轄になるため再生活動が進んでいないようです。定光寺駅から古虎渓(ここけい)駅までのトンネルハイキングができるようになると良いですね。

う回路は無いため折り返します。

ちょうど紅葉が見ごろになっていました。

香嵐渓とは違って見せるための演出はありません。よって紅葉撮影には不向きです。あくまでも廃線跡のトンネルハイキングです。

竹林の先にあるモミジ。ここは絵になるかもしれません。

ゴールです。

普段なら乗り降りする人が殆どいない定光寺駅ですが、愛岐トンネル群の特別公開の期間だけは賑わいます。

トンネルハイキングを終えてすぐに列車に乗るのではなく、この廃墟も眺めるといいのに。

あの山が紅葉山なら間違いなく絵になるのに残念。目玉になるものが無ければ賑わいが戻ることもありませんね。

約2時間のハイキングでしたが十分に楽しめました。