私の勤務先は9月決算で、年間休日111日の消化期日は9月末日です。
先日、社員の休日消化数を管理している担当者から各自の消化数の案内が届いた。それを見ると休んでいない人が結構いた。休まずに働いているのだから立派な人だなんて思うのは大いなる間違いだ。労務管理、仕事の割振り、個々の仕事の進め方、などが原因で規定休日数を消化できない人であるといえる。
IBMなど大手外資系では「休めない人=能力がない人」と定義されるそうです。それは、その人の能力に加え、その上司の管理能力不足にも原因があるでしょう。日本の企業の古い体質として、遅くまで仕事をすること(残業が多い)、休み無く働くことを美徳と考える傾向にありますが、そのような状態になっている人を客観的に見ると「仕事の段取りが悪い」「進め方が悪い」「ムダが多い」「調整能力が不足している」「上司の労務管理不足」などなど休めない要因がいくつでも挙げられます。
2、3ヶ月前、工場のある人が「毎日、夜遅くまで納期遅れ対策でサービス残業をしている」と自慢げに話していたので「そんなことなど自慢になりません。夜遅くまで対応しなくてもいいように考えるのがあなたの仕事です。」と教えてあげました。
そこで私の個人的な意見ですが、規定休日数を消化できない人には何かしらのペナルティを与えるべきです。仮に罰金制にした場合、1日あたり1万円とする。一般社員のペナルティの半分はその直接の上司(監督者)のペナルティにする。部門長は監督者の累積ペナルティの半分を負担する。以上の方法で求められたペナルティ金額の個人負担分を冬の賞与で清算する。労務管理がまともにできない管理者だと賞与が“0”になってしまうかもしれません。部下を休ませなければ自分の収入が減るとなれば真剣に労務管理をするようになるでしょう。きっと。