会社の行事の一つに「社員旅行」がある。すでに日記に書いたかもしれないが、私は数年来この社員旅行に参加していない。それは参加する意義がないからであるが、「仕事」として旅行委員に任命された人たちは本人の意思とは関係なく、計画・準備・実行を進めなければならない。大抵はエライさん受けするような旅行スケジュールであるから一般社員からの評判は非常に悪い。旅行委員が悪いわけではないのだが、何かと悪く言われて可哀想なこともある。
そして今期も「くだらない社員旅行」のスケジュールが発表された。大々的な発表ではなく、旅行委員からの「旅行の案内」と称する非常に簡単な案内がメールされてきたのである。それもなぜか非常に分かりにくい書き方がしてあって、どう考えても「あまり説明したくない」という本心がチラホラ見える。
行き場所は「東京ディズニーシー」!。「おー、なんと画期的な社員旅行なんだ~。今年の旅行委員は一味違うな」と一瞬思うが、「あれ?なんだこの時間は‥」なんと滞在時間はたったの4時間!
昼過ぎに入場して、夕方5時には宿へ移動だそうだ。なんじゃそりゃー。半年くらい前に噂で聞いた計画では「閉門まで」だったぞ。何時の間にこんなことになったんだ。
嫌がる旅行委員からタイムスケジュールを奪取して、詳細をチェック!
なんじゃこれゃ~~~。
今年も止めだ!アホくさ。積み立て金を返して貰って個人で行った方がマシ。
どうやらエライさんたちからの「宴会をやれ!」という命令のせいで変てこなスケジュールを組むことになったらしい。そう、社員旅行とは「エライさんたちの宴会」のための行事なのである。そして毎年そうであった。噂ではその宴会がついに無くなると聞いていたがやはり今年の旅行委員も圧力に屈したか。
早朝、まずは全員会社へ出社。貸切バスでチンタラ6時間もかけて「東京ディズニーシー」へ行き、宴会の為に夕方5時ごろ宿へ移動。そして宴会。翌日はなぜか横浜へ行き「中華街」で昼食。そしてひたすらバスで帰社。
なんなんだ、このスケジュールは?
エライさんたちのための宴会が最優先。そして貧乏旅行のため「貸切バス」で東京まで往復。
私ならこうする。
新幹線で往復。
1日目は閉門まで「東京ディズニーシー」で遊ぶ。
2日目はフリープラン。若者なら「お台場」、年輩者なら「浅草」か、とにかく自由行動。
もちろん宴会無し。(どうしてもということなら貸切車両にして新幹線の中で宴会をやってくれ)
「宴会」が目的ならばわざわざ遠出なんかする必要なんかない。近場(せいぜい移動時間1~2時間)の温泉で騒げばいい。どうせなら現地集合、現地解散の方がありがたい。
この「宴会」だが、エライさんたちの何名かは「今年は無くてもいいか」という雰囲気が計画当初の時期にあったらしい。しかし、飲酒運転の罰則が厳しくなり、親睦会・忘年会・新年会がことごとく中止になったことで「社員旅行=宴会」という図式が出来上がってしまったそうだ。
まてまて、おーいまて。それでは「飲酒運転の罰則が厳しくなったから飲酒運転をやめた」ということを公言しているのと同じだぞ。ということはエライさんたちは今まで飲酒運転し放題だったというわけかいな。以前も日記に書いたが、この地区は「飲酒運転」を平気でする輩が非常に多い。会社の行事とか社員が主催する行事で人が集まると必ず「酒」があり、ガンガン飲んでいる輩ばかり。飲まない人の割合は10~20%程度か。もちろん私は飲まない。「飲んだら乗るな」当たり前!。最初から「今日は飲む(飲まなきゃいけない)」と分かっている場合、私は家族に送迎を頼んでいる。(穴埋めは必要だが)
「飲酒運転の罰則が厳しくなった」→「酒が飲めない」→「親睦会・忘年会・新年会を中止」→「社員旅行で宴会」
この論法は変だと思うぞ。