10年ほど前のこと、ホスト系の開発がメインの仕事で時代の流れから「そろそろPC関係も」という時期、自宅でいろいろと独学でPC関係の勉強をして、ある程度できるようになってから会社で「仕事」でやるというパターンがあった。
「自宅で勉強」にだいたい 80~100時間/月費やしていたわけだが、もちろん残業代が付くわけがない。某部長さんは私が独学でやっていたことを知っていて「今の制度だとそういうのに手当てが付かないけど、やってくれていることに対しては評価している。」と言ってくれたことがあった。でも評価されても現金にはならない。
「自宅で勉強してそれを会社で役立てる」というのが一番理想的であるし、会社としてもそれに対して報いる必要がある。
先日「資格」のことを書いたが、それも同じ事だと思う。会社に役に立つ「資格」を取るのなら会社も協力する必要があるし報酬も出すというスタンスを取るべきで、なんでもかんでも「勉強しろ、資格を取れ」などと言っていては社員が自発的な行動をするわけなどない。
結局のところ社員がいろいろ頑張っていても会社側の対応がまずいと、社員は「報われない」と思ってしまい、せっかく勉強したんだから、もっと違うところで活用しようということで転職してしまうのでは?
これは技術者の場合ね。