「転職」という言葉には何か違和感がある。自分が持っているスキルを活かしての「転職」ならば、それは単純に勤め先を変えるだけのことであって「職」を変えるわけではない。自分のスキルとは無関係な会社への「転職」ならば「職」も変わるわけであるから「転職」という言葉も妥当である。
「ジョブチェンジ」と「キャリアチェンジ」。
日本語では両者とも「転職」に該当するが、米国では両者を使い分けているようです。
http://www.aspire-jpn.com/process/process2.html
上記のページに次のように書かれています。
> 経済活動に関する規制緩和が10年~15年程度日本よりも先行した米国では、
> 一般的なビジネスマンの場合、転社転職に該当するジョブチェンジは10回程度、
> 全く違った職種への変更を伴うキャリアチェンジは3~5回程度、
> リタイアするまでに経験するといわれています。
自分の成長に合わせて職場も変えていくという風習が既に定着しているアメリカならではの転職事情といえますが、それが日本でも普通のことになるにはまだまだ時間が掛かると思われます。でも最近の新人君は既にアメリカ的な仕事観を持っているのか「会社」というものに固執していないようです。彼らが社会の中堅になる頃には日本も「転職」というものが“普通の事”のようになっているかもしれません。