2005年晩夏の東京出張(一日目)

「Digital Garage 10th Anniversary New Context Conference 2005 Vol.2」

Digital Garage 10th Anniversary New Context Conference 2005 Vol.2

非常に面白かったVol.1、とうぜんVol.2も期待してワクワクドキドキこの日を迎えたが…

今回のテーマは「BLOG & Commerce Day」ということで、eコマースに関する話題も取り上げられていたことが裏目に出たようで、全体的に焦点がボケてしまったセミナーになってしまったようだ。

しかし、一人際立っているのがデジタルガレージの伊藤氏。

伊藤氏の話は前回同様に興味深いものばかりで、インターネットに関わる人たちの中でもトップクラスに伊藤氏が位置付けられているのも頷ける。

企業人となるとどうしても自社の売り込み話に走り勝ちですが、伊藤氏にはそのような傾向は全くなく、純粋に「ネット社会」を生きているような雰囲気がする。

今回の伊藤氏の話の中で、ネットが自分(伊藤氏)や同様な人たちが思い描いていたような進み方をしなかった理由が挙げられていて「なるほど、なるほど」と妙に納得させられた。

企業が自社の利益のために利権を争いをしていては「あるべき姿」に向かわないのは当然か。

「ブログ」に関してはその誕生の経緯と利用者主導の発展により進化してきて、その便利さを企業がどのように使っていくか模索している段階。

あくまでも主役は利用者であるというスタンスで進めていけば「あるべき姿」に近づいていき、企業も利用者であるということを忘れず、変な所で利権を主張せずにあくまでも協力するというスタンスをとり続けていけば、その企業も発展していくだろうとのこと。

「ネットとは何なのか」を改めて考えさせれるセミナーだった。

Vol.3が開催されることを願います。


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