愛知万博へいつ行こうか全然決まらないまま、夏も終わりに近づく。「いつ行くんだ」「さあ」というやりとりが毎日のように交わされる日々。一昨日、いつものように「いつ行くんだ」と確認すると「今度の土曜日」「えっ!」…
ということで無計画な愛知万博ツアーの始まりです。
どこの駐車場を利用するかも適当で、愛知牧場の向日葵を撮りに行ったときに、たまたま三好ICの駐車場を通り、「なんだか空いていそう」という雰囲気だったため、今日もたぶん大丈夫だろうということで「三好ICの駐車場」に決めた。
7時50分頃に駐車場に到着。既に第一駐車場は満車状態だが第二駐車場は余裕アリ。これならシャトルバスも大丈夫?
という考えは非常に甘く、バス乗り場へ全然辿り着けません。
台風が通り過ぎた後は「雲ひとつ無いドピカン晴れ」で、それはそれは日差しが強いことで…
待つこと約1時間、ようやくバスに乗車。15分程で万博会場の東ゲートに到着するが、入場待ちの行列はまだまだ続く。(9時33分時点の写真)
ようやく入場したが既に9時40分過ぎ。もちろん既に場内は人で溢れかえっています。TOYOTAパビリオンの当日整理券の配布場にできた長蛇の列に驚くが、なんと配布時刻は午後2時たそうで、みなさん4時間以上待つとはスゴイ根性ですね。
とりあえず、うちの家族は「無計画愛知万博ツアー」ですので、「並ばなくても入れるパビリオン」を片っ端から入場することにして、場内をウロウロする。
といっても最低限見ておきたかった「夢見る山」の「めざめの方舟」の観覧券の配布の列に並ぶが、5分ほどで無事入手。観覧時刻は「午後2時45分」となっていたので、それまで適当にブラブラするのみです。
空いていそうな外国館を適当に見ていくが、とりあえず“アタリ”は中国館の「サニーガール」くらいか。
早めの昼食をとっていたら、カナダ館やアメリカ館にも長蛇の列ができたので、それもパス。「午後からはドイツ館方面へ出撃!」のハズであったが「サツキとメイの家」を見下ろすことができる展望台へ行き「これで2つ目の目的はクリア」と思った時点で力尽きた。気力がまるっきり無くなり、場内をブラブラ見ながら「夢見る山」まで戻る。
それにしても今日も猛暑である。水分補給ばかりしているような…。
さて、いよいよ「めざめの方舟」の観覧である。大いに期待して入場すると、さすが凝った演出ですなぁ、作りこみがスゴイ。場内で待つこと数分「めざめの方舟」が始まるが………………終わり!。
「う~ん」唸るばかり。家族には不評。
“さすが押井守総合演出作品!”という感じで全く理解できませんでした。(撮影禁止です)
たぶん理解できた人は皆無では。
「きっと1シーン1シーンに意味があるんだよ。押井さんの作品は哲学ものだから凡人には理解できないのは当たり前なんだよ。」と私は苦しい説明を家族にするのみ。
ブツブツ言いながら出口の扉を出ると「万博会場限定DVD発売中!」と書かれたチラシがしっかり張ってあった。「これは買うしかないでしょ」と売り場を探すが見つからず、係員に確認すると「なんとこんなところに…」という場所にあった。これは普通の人は立ち寄らないでしょうね。二人のバイトさんはとっても暇そうです。
「めざめの方舟」以外に韓国館を予約したのだが、それの観覧時刻が午後6時過ぎである。まだ3時間もあるしどうしましょう。「どうする?」と家族に聞くと必然的に「帰るか」という結論に辿り着き、早々と撤収。愛知万博滞在時間“約5時間30分”という非常に短時間での我が家の愛知万博見物であった。
私の人生の中で「とりあえず愛知万博に行った」という記録だけ残った。ただそれだけの愛知万博だったような気がする。
帰宅してから「めざめの方舟」を観たが、それでもさっぱり分かりません。
そのうちどこかの研究家が解説ページをネットに公開してくれるでしょうね。その時にもう一度DVDを観ることにしよう。