鶴の一言、獅子の咆哮

枠組みは「中小企業」といえども年商は中堅企業並にあってもオーナー企業ゆえにいろいろとあります。

「鶴の一言」「獅子の咆哮」の発動の度に良い事もあれば悪いこともおきます。

「あの社用車はうるさい」の一言で取引が停止になった出入り業者があったり、社員旅行中の「早く温泉に入りたい」の一言で旅程が変更になったり、某部署では「売ってこい」の一言があった年から年末の大掃除がなくなったり、その他いろいろと変な慣習が作られてきました。

本日の急きょ決められた制度…

某通路の某区間の15mは通行禁止。

「挨拶」に関して非常に厳しい社風であるため、特に来客には日ごろから気を遣っています。本日、A氏が某区間を通りかかった時にタイミング悪く応接室からお客さんが出てきた。A氏は挨拶をして通りすぎたのだが、フェイントの如く通り過ぎた瞬間にもう一人出てきた。A氏としてはタイミング悪かったとしか思えないのだが、たまたま社長の来客だったことが不幸の始まり。

「私の大切なお客様に挨拶もせずに通り過ぎた」と一方的に勘違いして、弩等の説教攻撃である。

で、どうなったかといえば応接室がある区間を全面的に通行禁止とあいなりました。

その区間を通れないとすると私の部署からどこかへ行くのにムチャクチャ遠回りである。私の部署だけが川のこっち側で他の部署は全て川の反対側にあるようなもの。川を渡るためには距離にして5倍ほど遠回りする必要がある。それも階段を使って…

一方的な説教を食らったA氏は弁解もせずにひたすら謝っていたが、状況説明無しで「お前は挨拶もできないのか」と決め付けられたA氏も哀しきサラリーマンですね。


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