十数年前に眼鏡を新調した時にガラスレンズ(屈折率1.7)からプラスチックレンズ(屈折率1.6)に変えたが、あまりにも見辛いために購入後の2年間使っていなかった。しかし、フレームが壊れたために仕方なく新調した眼鏡を使うことにしたが、はっきりいってレンズの中心部分は良く見えても周辺部分が使い物にならない。見たい方向に首を振ってなるべく正面になるように見るクセをつけるしかなかった。
で、昨年、久しぶりに眼鏡を購入するに当たり、“周辺まで良く見える”が謳い文句のレンズにしたのだが………中心部分はとても良く見えるのだが、やっぱり周辺部分がダメ。特に近くを見るときに全然ダメ。同僚に「それって老眼では?」なんて言われるが、なんかそうじゃないような…
本を読む時、本を掲げて顔の正面に持ってくれば何も問題なく文字がはっきり見える。読んでいても疲れることは無いが、そんな姿勢では腕が疲れる。目と本までの距離を保ったまま腕を下ろすとやっぱり見辛い。
そう、距離ではなく角度である。高屈折率の非球面レンズにしても見辛いものは見辛いのである。(屈折率1.7、1.74、1.76を購入したが)
しかし、同年代の同僚たちはそのようなことは無いと言う。なぜ?
最近になってその理由が判明した。
非球面レンズの真実
http://homepage1.nifty.com/EYETOPIA/megane/hikyumen.html
カーブが浅いので、カーブの深い球面よりも、快適な視覚を得られるレンズの傾きの角度などがシビアになり、その不適合のせいで、見え方に不満がでてくることがあるという点です。
全ては強度近視が原因!
十数年前に購入したプラスチックレンズ(屈折率1.6)は球面設計だったが、少しでも薄くしようとしているためか、前面(表面)がほぼ平らだった。(ガラスレンズは設計が古いためか、前面はレンズらしいカーブになっていた)
そして最近のレンズは“薄さ”と“見た目”を重要視するような設計をしているため、“周辺の見易さ”が犠牲になっているということか。
40歳代前半の強度近視の人で「最近本が見辛いなぁ」と感じる人がいたら、本を顔の正面に持ってきて文字を見てみるといい。もしそれでよく見えるのならば老眼が原因ではないかも。