久々の“哀しきサラリーマン”ネタになります。まあこの手のネタはあまり書きたくないのですが…(暗くなるので)
月初の朝礼でボスのお話があるのですが、最近のボスは社外での活動が忙しく、社内行事などについてはNo.2(つまりボスのJr.)が対応することが多くなっています。今月の朝礼もNo.2のお話(というよりも説教)となりましたが、まあなんというか“経営者のお話”とは思えない内容でした。まだまだボスとのレベル差は非常にあるようです。いや「差」はこの先も永久に縮まることはないかもしれない。
その長い“お話”を聞きながら「『三代目で潰れる』というのは分かる気がする」と正直思った。(「三代目で潰れる」で検索するといろいろ出てきますが)
オーナー企業ですので、先代が創業者で、二代目となる現在のボスが会社の規模を拡大、そしてJr.が次期ボスとなり頑張って現状維持させることがJr.の役目となります。Jr.が会社に入った時には既に可能な限り拡大しきった後で、何も起きなければそれなりに利益があり、経営陣は安泰という状態にあったわけです。ところが、そろそろ世代交代という時期になった途端に、運悪く業界全体が不安定になってきました。現ボスは「オレの時代は終わった」と社内の事をJr.に任せていますが、任された当人としてはどうしたらいいのか分からないわけで、幹部を捕まえて「あなたたち何とかしなさい」、進展がないと管理者クラスを捕まえて「あなたたち何とかしなさい」、それでも進まなければ監督者クラスを捕まえて「あなたたち何とかしなさい」、そしてついに一般社員も出席する朝礼で…
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名探偵コナンで「世襲制」を題材にした映画がありましたが、それを観て依頼ずっと「世襲制」というものに疑問を持つようになりました。「世襲制」これこそが悪習であり、世の中の不公平・不平等の根源になっているのでは?
「世襲制」そのものが無くなれば「三代目で潰れる」というのも無くなるような…
10年サイクル程度で“共に苦労した同士”にボスの座をバトンタッチしていけば良いわけですから。