読書「0から1をつくる 地元で見つけた、世界での勝ち方」

出張で「新幹線で東京往復」の時が一番読書が捗りますが、何かある度に「経費削減!」と叫ばれ、IT関連の展示会やセミナーに参加しても特に得るものがないため、出張が激減しました。

約1年ぶりの東京主張の移動時間を使って読んだ書籍。


0から1をつくる 地元で見つけた、世界での勝ち方 (講談社現代新書)/本橋麻里 著

2006年2月17日の日記「カーリングが面白い」に書きましたが、トリノオリンピックの時からカーリングを見てきました。といってもオリンピック本戦をテレビで観ているだけで、カーリングの大会を現地で観戦というわけではありません。

トリノオリンピックで“マリリン”の愛称で人気を得た本橋麻里さんの自叙伝です。Amazonなどの書籍紹介ページには「ビジネス論」になっていますが、あくまでも自叙伝です。情報番組や情報サイトなどで断片的なトリノオリンピックから平昌オリンピックまでの本橋さんの活躍や思いなどと知ることができますが、そのフルバージョンに加えてこれからのことが記載されています。

本橋さんの“思い”を改めて知ることができますが、凡人の私にはそのモチベーションがどこから来ているのか読み終わっても分かりませんでした。思うだけではなく自分から行動する。そして行動し続ける。なかなかできることではありませんが、それができる本橋さんだからこそ、ロコ・ソラーレは平昌オリンピックでメダルを獲れました。そして、そこで終わらず、さらに先を考えた取り組み。

アスリートたちのセカンドライフの件だけでなく、アスリートたちの「楽しむ」「楽しかった」の意味するものは何なのか。その辺りだけでも読む価値はあります。



関連エントリー