少しずつ買い集めてきた「キングダム」と「インベスターZ」ですが両者ともようやく全巻揃いました。
超長編の「キングダム」は物語が完結するまでにまだ10年くらい掛かりそうですが、「インベスターZ」は2017年10月発売の21巻で完結しています。正直言って「あれ?ここで終わるの?」という感じでした。もっと大花火を打ち上げて終わるかと思っていただけにちょっと残念です。
昔のことはよくわかりませんが現在の投資ブームは大量に出版されている投資関連本を見る限り、20代、30代の若い人たちが主流なのかもしれません。中には「簡単に儲かる」類の話に乗って、2020年、2021年の上昇相場で投資熱に勢いがついて軍資金を全力でつぎ込んで、2022年に入った下落相場で悲惨なことになっている人も多そうです。他人の話をまともに受けず、多くの書籍を読み漁り、自分なりの考えを持って投資に取り組めば、大損することはないはずです。
さて、「インベスターZ」ですが、主人公が何者なのかは物語上必要な要素ですが、投資に関する話題に関しては、初心者向けの投資本よりは勉強になります。ただし、投資といっても実際は投機に近いことが多いため、その辺を理解する必要はありますが、細かいエピソードの中に新しい気づきがあるため、単なる漫画ではなく投資本として読む価値があります。
「インベスターZ」の連載中と今現在では「このネタはどうかな」という点が多々あるため、特定の実在する人物のエピソードなどはカットして、代わりに、投資信託とか米国株とかFIREなどを追加して、さらに2020年からの荒れ相場などを主人公たちがいかに乗り切るのかというストーリー構成で全13話のアニメ化をすれば、20代、30代の投資に興味がある人が食いつくかもしれませんね。