今日も出張でした。そろそろ限界に近いです。移動時間がたっぷりあったので本を読みました。
「世界最高のレーシングカーをつくる」林義正 著
この本を読むと林氏が根っからの技術者であることが分ると共に、日産衰退の要因みたいなものが分ります。「技術の日産」を支えていたのは陽の目を見ることがない研究熱心な技術者であり、その技術者たちの情熱を経営陣が理解していない。経営側の人達は所詮は単なる経営者。あの日産の栄光の日々は右肩上がり景気に乗り、技術力だけで支えていただけ。バブル崩壊後、経営力が求められる時代になれば景気と同じように企業も衰退する。
それにしてもTOYOTAと比較すると随分と企業体質が違うものですね。
製造業たるもの物作りの大切さを忘れてしまったら終わりです。製造を知らない人が製造業の社長をやっている現代社会、製造業がダメになっていくのは自然の成り行きでしょう。