書籍「トヨタウォーズ」

中日新聞に掲載されていた記事「トヨタウォーズ」が書籍になりました。新聞記事を洩れなく読んだわけではなかったため、さっそく購入しました。

トヨタウォーズ
トヨタウォーズ

百年に一度の変革期を迎えた自動車業界。
モビリティカンパニーへの転換をうたうトヨタ自動車は今、この時代の岐路にあって、
未知なる戦い、職域や業種を超えた「ウォーズ」に突入している。
トヨタは、何とどのように戦っているのか。
好業績の決算をたたき出し、盤石に見えるトヨタの中でも、トップと現場ですれ違う思いがある。
一方で、絶え間ない技術革新の波に必死に食らいつく技術者の姿があり、
コロナ禍にトヨタのノウハウを持って社会貢献にあたる社員の奮闘を見る。
「ものづくりの火を消さない」というトヨタの強い決意は、もはやトヨタを「クルマを造る会社」という枠にはとどめない。
戦いの最前線でトヨタの「今」を追いかけた記者たちが目撃した、
変わることを諦めないトヨタの生々しい舞台裏とは―。

中日新聞の取材記者たちの協同執筆ですが、中日新聞の読者層が普通の人たちですので、難しい表現を極力排除した読みやすい万人向けの書籍です。

よくある「トヨタの強み」の解説本ではありません。読み手が「これがトヨタの強さなのか」と捉えるかどうかは読み手次第です。

「これからトヨタがやろうとしていること」も情報を拾っている人には既知のことがらです。「コロナ禍でトヨタが支援してきたこと」に関しては、直接の関係者でなければ、知らずに終わってしまう事柄が多いです。支援活動にもトヨタの強さが現れています。トヨタが協力すれば、だいたいのことは解決してしまうだろうなと思えます。豊田章男社長の数々のエピソードも興味深く読むことができます。「これほどクルマが好きな社長は他にいるんだろうか」となるわけですが、最初からそうだったわけではないことが書かれています。そして、香川編集長で有名な「トヨタイムズ」の真の役割も書かれています。

今のトヨタを知りたければ必読の一冊です。



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