二人の芸能人が、十日間で困難な課題に挑む。フィギュアスケートのプログラムは一般女性の場合、演じるまでに一年近い期間が必要となるという。今回、水野裕子は十日間で”バックスケート””スパイラル””スピン”などの技の習得を目指す。中でも”ジャンプ”が最大の関門になるとみられる。一方のそのまんま東は自転車に乗り、十日間で本州を縦断。青森県の竜飛崎から、山口県の下関へ向かう。
そのまんま東さんが挑戦する話が前半で、後半は水野裕子さんがフィギュアスケートに挑戦する話でしたが、9時からは西遊記を見るため前半だけ無謀な挑戦記を見守ったが…。
青森から山口までの2100Kmを10日間で走破するという企画でしたが、番組の最後で「無謀ともいえる挑戦…」というナレーションには「無謀な挑戦でしょ」と独りで突っ込みを入れる私であった。
絶対ムリと思いつつ、展開が気になったので、最後まで見てしまったが、企画そのものが無謀です。
100%ムリというものに挑戦した「そのまんま東」という芸能人根性には感心しますが、番組としてはどうなんでしょうね。フジテレビや日テレなら「演出で盛り上げる」という逃げ道がありますが…。
そのまんま東さんはフルマラソンで鍛えているそうですが、自転車で長距離走るのはチト違いますからね。
今の私の体型からは「昔、自転車で遠征していた」と誰も信じてくれないでしょうが、かなり遠くまで走りに行ったものです。特に鍛えていたわけではなく、趣味のサイクリングですので“辛いチャレンジ”には程遠いのですが、“現実的にはどうか”は分かります。
その前に一言「真冬のチャレンジはありえない!」
私の経験談については、二十歳前後の体育会系の学生や現役アスリートには当てはまらないのであしからず。
自転車での走行スピードは20km/hを超えますが、2時間に一回ずつ十数分の休憩が必要であることと、信号や交通事情などで平均すると15km/hになります。
出発時刻は7時が望ましく、夜の7時までの12時間走り、ようやく180km/日です。
私が高校生の頃に走り回ったペースは180km/日でした。そして3日走ったら4日目はとてもまともに走れません。体力回復のため、全休するか半日程度走って終わらせます。
ということで10日間で2100kmはムリです。やるのなら現役アスリートを投入しましょう。
私が高校生の頃に流行っていたチャレンジ話は、鹿児島から北海道の稚内までのタイムトライアルでしたね。
いかに効率が良いルートを見つけ出すかで結構盛り上がっていたような覚えがあります。
私はそれに挑戦する体力の気力もありませんでしたが…。