鈴鹿遠征を始めた当初は同僚たちと出かけていましたが、何度も行けば飽きてくるのも当然で、同行するメンバーも少しずつ変わって2年ほど前から単独での遠征が多くなりました。湾岸道が開通してからは鈴鹿へ行くのも便利になったため、それまでに比べたら“気軽に”行けるわけですが、それゆえに出費額も増えていました。
単独での遠征は当然の如く全額負担となるわけですので、平均すると以下のような出費額となっています。
予選日なら
高速代、ガソリン代、駐車料、昼食代、入園券、ピットウォーク券
で約11000円
決勝日なら
高速代、ガソリン代、駐車料、昼食代、観戦券、ピットウォーク券
で約14500円
両日とも行くと11000+14500-1600で23900円…
その他のオプション無しでも結構な額になりますね。そして年間でいくら使っていたのでしょうか。
遠征を始めた3年間はともかく、それ以降は写真撮影云々よりも“デジカメ遊び”のための遠征であり、昨年は“Webサイト”のための遠征でもあったわけですので、もうそろそろモチベーションを維持するのが困難になってきました。このまま今年も例年通りにやっていこうとすると、気持ち的に“趣味”ではなく“仕事”モードになってしまいます。
あくまでも私の場合「世の中不景気だから何かをやめる」ということはしません。それは外的要因を理由にしたくないからです。もともと、「収入の増加に合わせて生活水準を上げる」というようなことをしていないため、収入が多少目減りしても生活そのものに影響を与えることはありません。性格的に貧乏性であり、子供のころは決して裕福な家庭だったわけではないため、世間一般の基準でいうところの“贅沢”というものに縁がありません。贅沢しようにも何をしたらいいのか分からないというところです。
結局のところ収入が増えればその分“趣味”に回すことができ、趣味の範疇を超えれば“道楽”となってしまい、かといって限度を超えることはないわけで、限られた範囲で「次に何をしようかな」と考えるのが楽しいわけです。
最近、自転車関連用品を購入していますが、冷静に考えてみれば撮影機材に比べたら遥かに安い買い物です。世間的に見れば自転車遊びも理解されにくいかもしれませんが、金銭感覚という点では“カメラ”の世界は異常です。その世界にドップリハマッてから自転車に目を向けると全てが“格安”に見えてしまいます。つまりは、物欲という点において同じ満足度を得るのなら、自転車遊びの方が遥かに安く済むわけです。そもそも“自転車”を5台、6台と買っていくことは物理的に不可能です。(置く場所がありません)
この先の購入予定の撮影機材は1セットだけになります。たぶんそれプラス手持ちの機材で必要十分となるため、撮影機材に費やす額は極端に減ることになり、その分を遠征費用に回せますが、それはあくまでも「自転車でどこかへ行く」ための費用ですので、それほど必要としません。
つまりは、偶然にも昨年秋に「趣味をチェンジ」したことが、結果的に今のご時勢にあっていたということになります。
今日の日記「今年の鈴鹿遠征は…」ですが、同僚の一言から改めて自分はどうなんだろうと考えてみたことを書きました。結論としては「鈴鹿遠征は2回だけ」です。(来年はゼロかもしれません)