『なぜ、その考え方が「いいこと」を招くのか』を読んで気を付けましょう

順番としては次に読む書籍は、岡田尊司氏の著書になるのですが、購入した3冊はさらに難しい内容になるため、気軽に読むことができる和田秀樹氏の著書を読みました。


和田秀樹(著) なぜ、その考え方が「いいこと」を招くのか

人間の運・不運は、どこで決まるのでしょうか。実は、気の持ちようで認知パターンや行動パターンが大きく変わってくることが、実験でも明らかにされています。本書は、「心のフィルターの外し方」「運の波について」など、精神科医の視点から心の持ち方と運との関係について分析。いいことがたくさん起こる人の心理を学べる一冊。

目次

序章 なぜ、その考え方が「いいこと」を招くのか
第1章 いい「予感」が幸せな今日をつくる
第2章 「自分の人生、捨てたものではない」の心理学
第3章 「いいこと」を考えると、脳が刺激される
第4章 自分の「いいこと」を探し、リストをつくろう
第5章 「悪いこと」の後には「いいこと」が待っている
第6章 必ず「いいことが起こる人」の心理学
終章 幸せは「いいこと」を考える延長線上にあり

軽めの内容ですから、さくさくと正味2時間くらいで読み終えることができます。

ポイントになりそうな箇所を少しばかり抜粋してみます。

・「悪い予感」とは単なる思い込み

・同じ出来事でも気持ちの持ち方によって悪いことにもなればいいことにもなる

・ハードルを高く設定すれば現在の自分に不満が生まれますが、低いハードルにすれば不満は消えます。現実に変わりがないのなら、不満が少ないほうが「いいこと」を考えることができます

・自分の不満をごまかすために下を見る人は、その時点ですでに自信を失っています。つまり下を見て自分を慰めても、現状に満足しているわけではないのです

・自分にとっての「いいこと」を考え尽くそう

・出された結果は同じでも、それをどう受け止めるかでその後の人生が大きく変わってくるのです

・短所は長所かもしれない、長所は短所かもしれない

・外科医にとって不器用は長所

・「自己暗示+小さな結果」で人間は劇的に変わる

・「ふつうのこと」を「悪いこと」と考えていないだろうか

・能力が同じなら、自分に自信を持った人間が必ず伸びていきます。「いいこと」を考える人間にしか、「いいこと」は起こらないのです

・「自分には無理」と考えたら、そこで終わり

・「いいこと」を考え続ける

・ピグマリオン効果 「期待されていると、その期待通りの結果が出る」

1冊の書籍になっていますが、書いてあることをまとめると…

常に「いいこと」を考えていれば「いいこと」が起きます』となります。

起きたことをその人がどのように捉えるかで一見「悪いこと」でも「良いこと」であるかもしれません。どう考えても「悪いこと」もありますが、グレーゾーンなら「良いこと」だと思うことが大切。

この書籍では「ポジティブシンキング」という言葉は使われていませんが、常に「ポジティブシンキング」であることが「いいこと」に繋がる重要ポイント。



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