「自分は自分 人は人」は諸刃の剣です

難解な岡田尊司氏の書籍を続けて読むのは疲れるため、それがストレスになりそうです。軽い内容の書籍を間に入れることでメリハリがつき、そのことで読書が苦痛になることを回避できるかもしれません。

軽い内容の単なる娯楽本も必要かもしれませんが、少しくらいは得るものがある書籍を選びたいものです。

ちょっとした家庭内不和で悩んだ先月、和田秀樹氏の「夫婦という病:夫を愛せない妻たち」を読んだことで、そこから怒涛の読書ラッシュが続いています。和田秀樹氏の書籍は“読みやすい”こともあって、「難しい本はちょっと…」と敬遠したがる人には適しています。


和田秀樹(著)『自分は自分 人は人 -争わない「生き方」-』

本書は、むやみに人と争わず、自分のペースを守って生きたい人のための本です。

社会は競争が激しく、経済も厳しい状況が続いています。自分のペースで生きたい、争わない生き方をしたい人が、自分の目標をちゃんと達成し、夢を実現するにはどうしたらいいか。

自らも争いごとが嫌いだという著者が、他人と争わず、マイペースでも結果を出せる11の法則と方法80余の技術を、本書でまとめました。

目次

・「自分は自分、人は人」で人生が楽になる
・いつでも「現在進行形の人」でいよう
・「気さくさ」を身につけておこう
・節目を大切にしよう
・礼儀はつねに「一対一の関係」と考えよう
・「思い込み」の強い人ほど幼児性が目立つ
・代役・代理でも力を発揮できるのが争いの嫌いな人
・「率先して後片づけをする」人は勝ち組になる
・「読書の世界」が争いを忘れさせる
・相手のコツを「盗む」ことが大切
・「自分の時間割」を守ろう
・「じっくり話し合う」姿勢を貫こう
・人の数だけいろいろな勝ち方がある

内容が軽いため、1時間ちょっとで読み終えることができました。

この書籍は妻から貰いましたが、ちょっとしたことでブチ切れる私にどのように相手をしたらいいのか悩んでいたようで、この手の書籍をいくつも所有していました…

読みやすい文体のため、止まることなく読み進めることができるのですが、どこまで進んでも読み応えが感じられない内容です。たぶん、約1か月間であれもこれもと読み漁ったことで閾値が高まってしまったのかもしれません。

ふだんあまり本を読まない人や、学生さんとか、若い社会人、それとまだ子供が小さい家庭の人が読むのにちょうど良いかもしれません。

長年仕事勤めをしてきた人にとっては「そうは言ってもムリでしょ」となります。

人間関係に悩みたくなければ、「自分は自分 人は人」が大正解だとは思いますが、社会人としては諸刃の剣になるような気がします。何事も相手がいることですので、相手の受け止められ方によっては長所が短所になってしまうこともあります。

「結果が良ければそれでいいじゃないか」とマイペースを貫きたくても、それが許されない環境は多々あります。特に「競争社会」を主張する経営者がいる会社に勤務している人にとっては、マイナスに働く可能性が非常に高いです。

私は仕事でも「やると決めたこと」をちゃっちゃっとやらなければ気が済まないタイプですので、書籍に書かれていた「先行タイプの人は、早いスタートが自分の気持ちを楽にさせることを知っています。つまり、マイペースを楽しめるのです」には大いに同意しますが、実はその点については会社(上司?)から全く評価されません。結果が同じなら“頑張った感”が分かりやすい「追い上げタイプ」が評価されるのです。「追い上げタイプ」のせいで仕事が進まず、終盤になって大変な思いをさせられることが多かったため、帳尻合わせが得意になってしまいましたが…




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