晴天の小豆島と雨の倉敷

2013年9月14日~15日

小豆島には若かりし頃に愛車「真っ赤なレビン(AE92 GT-Z)」で独り寂しくドライブに行ったことがあります。その小豆島に50歳手前になって「赤いブロンプトン」で再び行くことにしましたが、今回は「がくさん」とのオヤジコンビで観光ポタを楽しみます。

走行ルート
瀬戸内&山陰遠征
20130914小豆島 距離: 62.8km 平均スピード: 21.1km/h 獲得標高: 506m/506m
20130915岡山~倉敷~児島 距離: 44.4km 平均スピード: 20.2km/h 獲得標高: 327m/256m

台風18号
台風シーズンの9月に遠征を組み込むというのは“賭け”みたいなものになってしまいますが、飛行機を使わない遠征ならば「延期」も可能なため、台風が発生してもギリギリまで決断を遅らせることができます。遠征直前になって「台風18号」の進路がどうなるのか、天気予報が気になって仕方がない日々を送ることになりましたが、今シーズンの遠征については奇跡的に天候に恵まれることが多いため、台風18号の影響もそれほどないだろうと、遠征を決行。

初日

三河安城駅 5:30-6:06(在来線) 名古屋駅 6:35-8:04(ひかり491) 姫路駅

姫路港へは自走で移動。乗船時刻の1時間以上前にフェリー乗り場に到着。

フェリーのチケット売り場には長蛇の列ができていて、早めの行動が正解でした。フェリーの乗船までの短い時間に二度目の朝食タイム。


四国フェリー 姫路 9:45-11:25 福田 (小豆島)

自転車で乗船する人たちもチラホラ見かけますが、圧倒的にバイクが多いようです。バイクだとあっという間に小豆島を一周してしまいそうです。レビンで走った時は2周しましたが。。。


小豆島に上陸。今回は紅葉シーズンではないため「寒霞渓」に上りません。南側エリアの観光地に立ち寄りながら、のんびりと走り、岡山市へ渡るために土庄へ向かいます。

小豆島に宿泊することも検討しましたが、観光シーズンとしては谷間になる9月でも宿の確保が難しいことと、目玉の「エンジェルロード」の時間帯が時期的に合わないため、無理に小豆島に泊まる必要はないと判断。「エンジェルロード」を楽しむのならば、岡山市内に宿泊して朝一のフェリーで小豆島に渡るのが良いのかもしれません。


実際に使用されていた校舎「岬の分教場」。このあとに「二十四の瞳映画村」を観光するため、ここは外観のみの見学です。


校舎の向かいのお土産屋さんで「濃厚バニラ (250円)」を食べながら一休み。


「二十四の瞳映画村」に到着。このクラシカルなボンネットバスは現役で「坂手港~岬の分教場~二十四の瞳映画村」の区間を運行しています。料金はなんと無料だそうです。


ギャラリー松竹座には往年の大スター達の写真が数多く展示されています。映画も上映しているので、完全に観光目的で小豆島を楽しむのなら「二十四の瞳映画村」だけで3時間くらいは要するかもしれません。


二十四の瞳の像「せんせあそぼ」


二十四の瞳の映画ロケで田中裕子が使用した自転車。


ここが集合写真ポイントのようです。背景は「教員住宅」。


カリカリに揚げられた豚肉が山のように積まれている「醤丼(ひしおどん)」800円なり。丼物としては微妙な味わい。丼物ではなく単品にして、酒のつまみにすると良いのかもしれません。


「二十四の瞳映画村」の次に向かったのは「小豆島オリーブ園」。土産でオリーブオイルでも買おうかと思いましたが、ちょっと高いですね。


「オリーブ原木」のオリーブの実。


車で1泊2日で小豆島を周遊する場合は、時間を持て余すのか、昼寝をする人には好都合な場所にある「ギリシャ風車」。「小豆島と姉妹島提携を結ぶギリシャ・ミロス島との友好の証として平成4年に建設されました」とのこと。なぜかこの場所だけは涼しい風が吹いていたので、昼寝をしたくなる気持ちはよく分かります。


西の玄関口「土庄港」のところにある「二十四の瞳 平和の群像」。


夜間走行を回避したいため、早めに四国フェリーに乗船。今日は台風が近づいているとは思えないほど良い天気でした。

さらば小豆島。わずか5時間の滞在でした。

土庄 16:30-17:40 岡山


岡山市内に入るころには日が暮れてしまいましたが、昼間とは違う雰囲気の岡山城を見ることができてちょっと得した気分。


宿で一休みした後は、グルメを求めて商店街を散策。


岡山は「晴れの国」だそうです。明日も晴れることを期待しますが、台風が迫ってきているだけに心配です。

二日目


遠征の楽しみのひとつは「宿の朝食」ですが、なんと、おにぎりバイキング。。。朝食付きの宿泊費がちょっと高めの6000円という設定の割にはショボすぎます。あえてこの宿泊費でも選んだ理由は、「後楽園」に近いこと、チェックアウト時刻が12時まで可となっているためです。


腹が満たされないのでパンを追加。このパンが美味かったのでガッカリ感は解除です。さて、食後は市内観光です。


戦国時代の宇喜多氏が本拠としていた岡山城。別名は烏城(うじょう)。


2011年4月の遠征では時間切れで立ち寄れなかった「後楽園」を散策。


のんびり過ごす日曜日。たまにはこのように“のんびり”した遠征もいいものです。

朝方降っていた雨は10時頃には止むだろうと予想して、観光時間を1時間延長します。


岡山県出身の画家・詩人である竹久夢二の作品を集めた「夢二郷土美術館」に立ち寄ります。独特な雰囲気を持った夢二の作品には、何かしら惹きつけられるものがあります。


記念に色紙(美人画)を購入。ホテルに戻るころには雨が止んで走行可能状態になったため、倉敷には自走で行きます。


予定していたルートを変更して最短で倉敷に向かい、雨に降られることなく倉敷に到着。


着いた早々にグルメタイム。岡山と言ったら、やはりこれでしょ。岡山名物「きびだんご」。


倉敷にはブロンプトンのような小径車がよく似合います。ロードバイクなら間違いなく「場違い」の風景になります。


そして昼食は「倉敷ラーメン」。ここの醤油味のラーメンはコクがあって美味いです。


ところが食事を終えて外に出ると雨が本降り。。。


屋根の上に何か並んでいますね。


デジカメをズームしてみると。。。ビクター犬が屋根の上に大量に並んでいます。ここまで多いと不気味な感じがします。ここはいったい何なんだ?と気になる人は「倉敷キャラクター館」で検索。


金ピカのキティちゃん。ご利益があるのかな。

写真を撮っている10数秒間のことなのに、「そんなとこに自転車を置かないで!」って即行で注意を受けたので、ご利益は無さそうです。


星野さんが笑っている。(2013年は東北楽天ゴールデンイーグルスが日本一になりましたね)

雨は本降り状態で止みそうもありませんが、どうしようかなと悩むことなく、予定通り先に進みます。実は「日本一周ルート」に含まれているため、倉敷で分断するわけにはいかないのです。


ということで、雨の中をやってきました鷲羽山ハイランドの隣の「せとうち児島ホテル」のところにある展望台。ここが「鷲羽山展望台」だと思い込んでやってきたのですが、実は違ったようです。あいにくの天候ですから「まっいいか」と、ここから瀬戸大橋を眺めて撤収します。


15時過ぎ、児島駅に到着。これで2011年4月の遠征のルートと接続できました。岡山市からぐるっと周回するコースの完成です。


特急に乗車して「きびだんご」をつまみに乾杯です。

児島 15:55-18:25 松山 特急しおかぜ17号


松山駅に着くころには日が暮れてしまいましたが、今夜の宿がある道後温泉はもう少し先です。

伊予鉄道 道後温泉行 松山駅前駅 18:44-19:01


今夜の宴会料理は温泉旅館らしく豪華です。この後も追加ありですが、写真を撮り忘れました。


道後温泉の宿代はどこも高めの設定のため、今夜のホテルは11800円なり。これはブロンプトンの遠征で過去最高金額です。相対的に評価すると9800円くらいでも十分かと思うけど、「道後温泉」というブランド料が含まれているのでしょう。

たまにはこういう贅沢も必要ですね。



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