長浜から近江八幡までキャリーミーで自走する予定でしたが、走行性能があまりにも低いため、無理に自走を続けると近江八幡を散策する時間がなくなります。そこで彦根で自走を諦めて、彦根駅から近江八幡駅までJR在来線を使ってワープ。そうなることを想定して宿も駅前に確保していたため、ワープ後すぐに身軽になりました。
10月20日
撮影機材 : α7III + TAMRON 35-150mm
16時15分、近江八幡を散策開始。すでに薄暗くなりかけていますが、フルサイズ機であるα7IIIなら躊躇うことなくカシャカシャ撮ることができます。
町並みハイキングガイド本を参考にというより、完全トレースです。
西光寺の「織田信長公供養塔」
この地に移設されたのは昭和6年ですので、歴史からすれば“つい最近”です。
土壁が崩れ落ちそうな古い建物。この状態で維持できているのですから昔の建物は頑丈です。
そろばんを持った“飛び出し坊や”の「近江商人とび太くん」
「近江商人発祥の地」らしく、この通りは「あきんど道」と命名されています。
大正10年に建てられた旧八幡郵便局
「ヴォーリズ記念館」の見学には事前に電話予約が必要ですので「ちょっと立ち寄ってみようか」という観光施設ではありません。今回も外観だけ眺めて撤収です。
「かわらミュージアム」も営業時間外で見学できませんが、散策コースになっているため、建物を近くで眺めることは可能です。
屋根にはこんなものが。
昼間とは違った夕刻の「八幡堀」には趣きがあります。それが却って一人旅の寂しさを感じます。
前回訪れた時はもっと水が綺麗だったような気がしますが、気のせいでしょうか。
この時間だからこそゆっくり写真撮影を楽しめます。昼間は観光客が多すぎて立ち止まることもできません。
豊臣秀次が琵琶湖を往来する荷船を寄港させるために整えた八幡堀。全長6kmのうちの1.5kmを遊覧船で往復する「八幡堀めぐり」は水の町の風物詩ですね。いろんな水の町に行ったことがありますが、いまだに遊覧船に乗ったことがありません。
「丁稚奉公とび太くん」のうなぎバージョン
「とび太くん」の情報は「近江八幡市のローカル情報サイト」に詳しく書かれています。
→ 飛び出し坊や「とび太くん」を探せ!
「ヴォーリズと少女の像」
名誉市民のお祝いの花束をヴォーリズに渡している場面をそのまま銅像にしたものだそうです。(1958年: 近江八幡市名誉市民第1号に選ばれる)
“曇りの日かな”という写りですが、実は周りは既に薄暗いのです。このような状況下でも普通に撮ることができるのがフルサイズ機です。
1873年開校の「近江八幡市立八幡小学校」。オリジナルの意匠を残しながら1990年に建て替えたため、見た目はクラシカルでも新しい建物です。
時刻は既に17時30分。カメラが優秀でも肉眼では風景を楽しむことが困難になり、西光寺前のバス停から近江八幡駅まで路線バスで戻りました。
「ヴォーリズ建築」ネタと「とび太くん」ネタで1日掛けて近江八幡を散策するのもアリかなと思えた町並み散策でした。