キャリーミーで滋賀県周遊撮影ポタ

旅ネタに「猫島」を加えたことで撮影旅行の幅が広がりました。どうせ行くなら何かとセットにしたいため、瀬戸内海はもう少し先になります。「次は琵琶湖の沖島かな」と漠然と考えていましたが、何をセットにするかが問題です。

「離島巡り」「町並み散策」も旅ネタにしているため、「沖島」「近江八幡」「竹生島」「長浜」を1泊2日でプランニング。ぱっと見、「自転車無しでも大丈夫そう」という雰囲気ですが…

「沖島」に渡る船の乗り場は堀切漁港ですが、もともと島が観光地化されていないため、堀切漁港へ行く方法が非常に限定的です。近江八幡駅からのバスを使う場合の船は、堀切漁港発10時15分、沖島港発16時という一択です。17時頃に近江八幡駅からJR在来線に乗車すると何時に帰宅できるのか分かりません。

そこで、JR在来線の網棚にも載せることができるキャリーミーをバス代わりに使うことにしますが、「竹生島」に渡るときはどこに置いておくのかが問題になります。少し調べてみると、大きい荷物は船乗り場のチケット売り場で預かってもらえるようです。料金は200円という超サービス設定です。

宿を近江八幡駅近くに確保したことで、キャリーミーを宿に置いて町並み散策できます。これで懸案事項は全てクリアです。

10月20日


名鉄、JR在来線を乗り継いで米原駅。8時24分スタート。

長浜駅までJRで行っても船乗り場に到着する時刻は殆ど同じなら、久しぶりに琵琶湖を眺めながら自転車を走らせようと考えたのです。


なぜか「さざなみ街道」を走る大型車が多いので、キャリーミーで車道を走るのは怖いです。仕方なく歩道を走りますが、ところどころ路面状態が悪い区間があり、ソリッドタイヤでは拷問に近いです。


9時ちょうどに船乗り場に到着。9時の便の船がまだ出航していないのかと思いましたが、あれは9時30分の便の船のようです。


荷物を預けてチケットを購入して乗船待ちの列に並びますが、朝から島に行く人が多いようで、小さい島だけに少し心配になります。


竹生島にやってきました。

沖合約6kmに浮かぶ周囲2kmあまりの小島で、宝厳寺と都久夫須麻神社が祀られています。宝厳寺の本尊は弁才天と千手観音。弁才天は安芸の宮島、相模の江島とともに日本三弁天に数えられています。また、中世以来西国三十三所観音霊場の三十番札所として多くの参詣客で賑わっています。
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/2555


宝厳寺の御朱印をもらう人で長蛇の列ができています。

船の場合は乗船可能人数という制約があるため、9時30分の便を使った場合は下記のスケジュールで戻ることになります。

長浜港9:30-10:00竹生島11:20-11:50長浜港


しかし、御朱印目当てでなければ、20分で一通り見て回れます。撮影していても40分掛かりません。1本早い便に乗船可能かどうかはその時次第ですが、早めに帰る人が少なかったようで、乗船できました。これで予定より35分余裕を作れました。

長浜にはブロンプトンの旅で立ち寄ったことがありますが、町並み散策ができていません。今回はじっくり観光もします。


慶雲館


長浜鉄道スクエア


「長浜ってこんなに人気があったの?」と不思議に思えるほど観光客が多いです。


食事処はどこも混んでいてとても並んでまで食べる気がしません。駅に隣接しているスーパーマーケットのフードコーナーでいただきました。時刻は既に13時20分。


もう少し歩いて14時ごろに船乗り場に戻ってキャリーミーを受け取り、近江八幡まで約40kmほど走ります。

ところが往路で走った区間を通りぬけ、彦根周辺に入ると歩道がレンガのようになっていて、ソリッドタイヤのキャリーミーでは走行不能です。早歩き程度の速度でもキャリーミーが壊れるのではないかと思える振動です。

諦めて車道を走ると、白線に乗るとリアタイヤが滑って非常に不安定です。せっかくの“追い風ヤッホー”なのに徐行状態です。これでは精神的に非常に疲れるため、彦根でリタイアします。


せめて、彦根城だけでも久しぶりに見ておきたいと、キャリミーを転がしますが、彦根城の外観を眺めるだけでも有料エリアでした。キャリミーを放置するわけにもいかないため諦めます。


外周路から彦根城が少し見えます。実はブロンプトンの時もここで撮りました。


まだまだ彦根城も人気があるのか、周辺道路も観光客であふれています。


「ひこにゃん」のパネル


15時20分、彦根駅から近江八幡駅までワープします。長浜から彦根までのペースを考えると、無理に近江八幡まで自走してしまうと「近江八幡の町並み散策」が不可能になるため、ここでワープが正解です。

もともと駅周辺をぶらぶらするために買ったキャリミーですので、無理に自走する必要はありません。走ることを目的にしてしまうとキャリミーはむちゃくちゃ疲れる自転車です。


近江八幡の宿にキャリミーを置いて近江八幡の町並み散策開始。時刻は既に16時を過ぎているため、観光客が非常に少なくて落ち着いて撮影も楽しめます。


メインの散策エリアは駅から離れているため、散策エリアをぐるっと周ったあとは、路線バスで駅まで戻りました。

10月21日


朝食バイキング

朝ドラを観てから7時50分過ぎに宿を出発。

近江八幡市内では大型車にクラクションを鳴らされ、自転車通行可の標識が無い狭い歩道に追いやられて嫌になってきます。後ろに迫ってきた瞬間にいきなり鳴らされるので、驚いてふらつく人がいそうです。


しばらく進むと自転車向きの歩道が現れました。ところが中学生とか高校生が爆走してくるので油断できません。


適当に田んぼの中の道を走ります。キャリーミーの場合はこのような道くらいしか走れません。


近江八幡駅近くのホテルから堀切漁港まで短い距離ですが約1時間掛かり、なぜか非常に疲れています。


9時25分、沖島にやってきました。キャリーミーなら袋に入れずに折り畳んでコロコロ転がして船に持ち込むことができました。


猫島にカウントされる沖島ですからもちろん猫ちゃんを探します。


人懐っこいイケメンな猫ちゃん


島を探索しますが、地図に載っている道路がこれです。キャリーミーは単なる荷物でひたすら押し歩きです。


弁財天(厳島神社)


目当ての猫ちゃんが少なすぎたので、予定より2時間早い12時の便で戻りました。


「バスの代わりのキャリーミー」という使い道はどうなんだろうと思いますが、バスの本数が少ない地区を観光するならとても便利です。


13時、JR能登川駅。


キャリーミーなら在来線の車両のここに載せることができます。

最後は名鉄本線の某駅から自走して、16時ちょうどに帰宅。

走行距離は二日間で53.1kmでした。そして歩数は63500歩でした。

※「沖島散策」「沖島の猫」「近江八幡散策」「竹生島」「長浜散策」はそれぞれ別々の記事になる予定です



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