書籍「美しく、強く、成長する国へ。」


美しく、強く、成長する国へ。私の「日本経済強靱化計画」 (著)高市早苗


総裁選の最中に出版された書籍ですが、決して総裁選のために書かれたものではありません。

目次
序章 日本よ、美しく、強く、成長する国であれ!
第1章 私の『日本経済強靭化計画』とは──「サナエノミクス」の提案
第2章 「危機管理投資」と「成長投資」──「アフターコロナ」を見据えて
第3章 経済安全保障の強化──深刻な「中国リスク」
第4章 サイバーセキュリティの強化──「成長に向けた投資」への転換
第5章 地方の未来を拓く──3つのキーワード
第6章 「生活者の視点」を大切に──松下幸之助氏の注文
第7章 分厚い中間層を再構築する税制──安心と成長のための改革を
結章 新しい日本国憲法の制定

高市氏が考えていること、取り組んできたこと、これからしていくこと、それらに留まらず、日本という国が抱えている問題点まで踏み込んだ内容になっています。

数多くの人に会って、直接話を聞き、聞くだけでなく、どうすべきなのか、考え行動までされている範囲が非常に広いです。

読み進めると、政治家でも壁がたくさんあり、その壁を突破させるためには、最終的には総理大臣になるしかないことが分かります。

物事には優先順位があるので、コロナ禍が収まって経済が安定してからが、高市氏の出番だと思え、「きっと進めてくれる」そんな期待を大いに持てます。

「第3章」と「第4章」は興味深い内容で、数多くの人が知るべき重要なことが書かれています。そして個人的には「第7章」に興味があったのですが、あっさりというかあえてあまり触れていません。ページの都合上という説明書きがありますが、衆議院議員選挙前というタイミングで税金の話題は避けたかったのでしょうか。



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