課題が明確になる書籍「未来のドリル」

発売直後に買って山積みしたまま読んでいない書籍が大量にあります。読んでいないのに思い付きで中古でも大量に買うので、読むペースの10倍のスピードで本が増えています。

未来のドリル コロナが見せた日本の弱点
未来のドリル コロナが見せた日本の弱点 (著)河合 雅司

具体的な数字を使った事実の解説とそれを踏まえて、1年後から5年後にどうなるのかを予想。という流れですが、その事実をあえて知らせないのか、あえてごまかしているのか、政治家もマスコミも核心をつくことを回避しているのか。ひとつひとつが、なんとなくそうかもしれないと漠然と認識していた事柄をズバッと忖度なく書かれています。

「まずは事実を知りましょう。それを踏まえて各自がどうするのか考えていきましょう」となり、国がどうにかしてくれる段階でもないことが分かります。

少子化はコロナ禍で18年も早まった!日本の病巣「社会の老化」を「人口減少ドリル」で易しく学ぶ!『未来の年表』シリーズ第4弾!
目次
第1部
人口減少ドリル(少子化の急加速ー2021年「ベビーショック」到来!それは、政府の想定より18年早く、出生数が□万人ほどになるから/高齢者とコロナ自粛ー高齢者マーケットが伸び悩むのは、新型コロナによる“過剰□□心”が消えないから/高齢者と介護ー外出自粛が企業の業績を悪くするのは、□□イ□の増加で、介護離職が増えるから/24時間営業の行き詰まりー24時間営業が限界なのは、□□まで□□□いられない消費者が増えていくから/外国人の受け入れー外国人労働者を確保できなくなるのは、その国で良質な□□が続々と生み出されているから ほか)
第2部 日本を守る「切り札」5ヵ条(国政選挙に「若者枠」を新設/中学卒業時からの「飛び入学」導入/「30代以下のみが住む都市」の建設/大学を共同キャンパス化する/若い人々に英才教育をする ほか)

「第1部」と違って「第2部」は著者が「私ならこのように考える」という私見です。飲み屋であれこれ言ってるオヤジの思い付きではなく、著者らしい革新的なアイデアが書かれています。何かと規制ありきの日本では実現不可能な5つのアイデアですが、「④大学を共同キャンパス化する」は少子化が進んで大学を廃校にするくらいなら、その代替案として取り入れる可能性はありそうです。「⑤若い人々に英才教育をする」は英才教育に掛かる費用を国が負担するというアイデアですが、これこそ早急に取り入れるべき制度です。

まずは、この書籍の「第1部」を読んで日本の現実を知ることは重要です。



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