さおだけ屋はなぜ潰れないのか?

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学

今年の4月に何冊かまとめて買った本の中のひとつ「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」を今になってようやく読んだ。

出張の移動のときに「何か読み物」が欲しいもので、たまたまこの本を買っていたことを思い出し、先日の出張の時に持っていったのである。

本のタイトル「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」って絶妙だと思います。「そういえば何でだろう」と誰もが思う「どうでもいい疑問」のひとつです。店頭で「何でだろう」と本の中身を見ずに買ってしまった単純なサラリーマンは私以外にもきっと大勢いるハズ。

てっきり「さおだけ屋」のノウハウ満載本かと思って読み始めたら、第一章であっさりと「さおだけ屋」の話は終わり。「あらっスカされたか」と思いつつ読み続けると、これが結構面白くて、1時間30分ほどで読み終えた。

いちおう「超初心者向け会計本」らしいのですが、「会計の基本中の基本の説明」などはどうでも良く、「読み物」として「どうしてあの店はつぶれないのだろうか」という謎解き話に感心した。エピソードそれぞれのタネ明かしで「なるほどね~」とまるでドラマでも見ているかのような雰囲気がしてくる。

「会計」というよりは「経営とは」の部類に近い本ですが、難しく考えずに「読み物」として読んでいけば間違いなくアタリ本だと思います。



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