オシャレな「旅×カメラ style magazine LAT.35°N」

先日購入した「Bicycle Photo magazine」をぱらぱらと眺めながら改めて「自転車とカメラの相性は微妙」と思ったわけです。景色が良いところを走りながら「あっ」と感じた風景に出逢えばすぐに撮ることができるというメリットがあるため、「自転車とカメラの相性が良い」となるわけですが、それはあくまでも自転車が主である場合です。

真剣に撮影をしたければ、デジタル一眼レフを2台、交換レンズを数本、ストロボ、三脚、フィルター類が必要になってきます。車で移動していた時は機材だけで10kgを超えていましたが、自転車では不可能です。頑丈なキャリアを付けて無理に運搬するくらいなら自転車を使わずに車を使えば良いとなります。

自転車遊びを再開した当初は撮影目的で出かけていたため、撮影が主だったわけですが、それでも自転車で撮影機材を運搬するとなれば、機材を厳選する必要が出てきます。デジタル一眼レフを1台、交換レンズを2本、ストロボ、この辺りが限度で、それ以降はどんどん軽量化を進めていき、「高級コンパクトデジカメ」をいくつか買い替えながらやってきました。ブロンプトンの遠征において距離を求める必要がなくなったタイミングでちょうど発売になった「E-PL7」を購入して、それ以降は「E-PL7 + レンズ2本 + 予備のコンパクトデジカメ」の体制になっています。

そもそも「撮影に費やす時間」それも問題になってくるため、「自転車とカメラの相性は微妙」に変わりはありません。

ネタ探しでamazonを眺めていたら面白そうな書籍があったためポチッしました。


LAT.35°N vol.1 (AERAムック)
旅×カメラ style magazine LAT.35°N vol.02 (AERAムック)

LAT.35°Nとは?
「LAT.35°N」とは「北緯35度」を意味し、日本(本州)を横切る緯線です。世界の各地へ旅に出て写真を撮る私たちにとって、旅のスタートラインになると考えました。また、「LAT.」というのは「LATITUDE」の略ですが、「緯度」のほか、「自由」、そして写真用語で「露出の寛容度」という意味を併せ持っています。カメラを片手に地球を自由にかけめぐるイメージで名づけました。

ファッション雑誌のような表紙の「LAT.35°N」ですが、「LAT.35°N」では何の雑誌なのかさっぱり分からないということが編集者も気が付いたのか、いきなりVol.2から書籍タイトルが「旅×カメラ style magazine LAT.35°N」に変更されています。Vol.1しか見ていなかったらカメラ関係の書籍だとは思えませんね。私も最初にVol.2を見つけたため興味を持ったわけです。

カメラ女子を読書ターゲットとしているようで、カメラ雑誌とは少し違って全体的にオシャレな雰囲気を演出しています。ただ、あくまでも雰囲気重視であるため書籍の立ち位置が「ハウツーもの」なのかは微妙です。カメラ女子がオシャレな街を旅して、オシャレな写真を撮りたい、そんな気分にさせてくれる書籍かもしれません。書店のカメラコーナーに置くよりファッションコーナーに置いた方が売れそうな気がします。機材に関しても難しい話はいっさい無しで、旅行先で綺麗な写真を撮りたければこれがお勧めという感じで紹介しています。

実際のところ、旅とカメラの相性も微妙で、旅が主となれば機材を厳選する必要があるため、それに相応しいノウハウが必要になってきます。機材ありきの撮影を主としたノウハウとは少し違います。

「○○とカメラ」のようにあくまでも○○が主になる場合のカメラに関しては、写真撮影を主にやってきた人ではない人たちのアイデアなりノウハウが役に立ってくると思います。



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