「新海 誠Walker ウォーカームック」は内容豊富

「新海 誠Walker ウォーカームック」は内容豊富

スターウォーズエピソード3の頃までは映画館に通うこともありましたが、それ以降は映画館に行かずブルーレイ(以前はDVD)の発売を待つパターンが多いのです。

新海誠監督作品「君の名は。」もブルーレイの発売待ちですが、あっという間にネットに情報があふれるため、どのような作品なのかだいたい分かります。この作品も「ストーリー重視ではない」と思えるため、ネタバレ記事も気にせずにチェックしています。そもそも単なる推理小説ものなら映像ソフトを買うまでもありません。

雑音無しで「君の名は。」のことを知りたければ、雑誌やムック本を買えば良いのですが、すでに選択肢はいろいろあります。最近は転売屋がこの手の物を買い占める傾向にあるのか、タイミングを逃すと新古品を高値で買わされることになります。

現時点の選択肢としては…

・新海 誠Walker ウォーカームック
・新海誠監督作品 君の名は。 公式ビジュアルガイド
・ユリイカ 2016年9月号 特集=新海誠 ―『ほしのこえ』から『君の名は。』へ
・新海誠、その作品と人。 2016年 10 月号 [雑誌]: EYE SCREAM(アイスクリーム) 増刊
・月刊MdN 2016年10月号(特集:君の名は。 彼と彼女と、そして風景が紡ぐ物語 / 新海誠)

月刊誌はあくまでも特集記事扱いですから物足りない可能性が高く、ビジュアルガイドは文章が少ない可能性があるため、残る選択肢は1つ。


新海 誠Walker ウォーカームック

KADOKAWA出版のアニメ関連は重版商法なのか、発売と同時に売り切れになり、すぐに転売屋が高値で販売開始。Amazonは転売屋を締め出すことはできないのでしょうか。

重版商法ですから、慌てて転売屋から買う必要は無く、次回入荷分をポチッしておきます。予定では9月15日過ぎの入荷となっていましたが、9月11日に届きました。※Yahoo!ショッピング店


「君の名は。」が主題ですので、作品紹介、ちょっと長めのキャストインタビューとスタッフインタビュー、絵コンテ、美術資料など


「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」「星を追う子ども」「言の葉の庭」の作品紹介、人物&舞台の紹介、絵コンテ、ポスター


目玉の「安彦良和 新海誠を語る」

先日、「秒速5センチメートル」「星を追う子ども」「言の葉の庭」をそれぞれ観ながら私が持った感想と殆ど同じです。巨匠から観てもやっぱりそうなんだなという雰囲気です。さらに「君の名は。」についても「細田作品に似ているかも」と想像していたのですが、安彦氏もそう感じているようです。「星を追う子ども」に関しては、数多くの人に観て欲しくて「ジブリ作品の路線」で作ったらしいので、観たまんまです。新海監督は「秒速5センチメートル」の路線でいきたいが、長編を作っていく必要もあるので、この先どうしていくのか。「君の名は。」が大成功を収めたとしてその次が本当の勝負かもしれませんね。


「雲のむこう、約束の場所」の原案となった短編漫画「塔のむこう」


「このCMってものすごく丁寧に作っているなぁ」と感心したTVCMが新海監督によるものだったと初めて知りました。あのCMを1つの作品として作り上げて欲しいものです。

というわけで、「新海 誠Walker ウォーカームック」は新海誠監督作品のことをあまり知らない人にベストな書籍です。もう少し待てば大量に流通するはずです。



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