映像・音響ソフトの購入額は2013年が48510円、2014年が26094円でした。2014年末にブルーレイのプレイヤーを購入したことで物欲のギアが上がって2015年は64366円でした。この程度なら常識的な範疇と言えますが、ガルパン劇場版を購入後にギアがもう1段階上がり、さらにサラウンドシステムを導入したことでいっきにトップギアに上がった物欲。抑えているつまりでも、映像ソフトの衝動買いが止りません。
自転車関連の出費が激減しているため、普通なら「ようやく趣味への出費額を減らせるか」なのでしょうが、「自転車関連の出費が減ったので他のものが買えるようになった」となるところが哀しい物欲世代です。
2016年の映像・音響ソフトの購入額は9月11日までに210456円。このまま行くと25万円コースになりそうです。
サラウンドシステムを検討している時に「少しの差額ならケチらずにドルビーアトモス対応のAVアンプを選んでおこう」だったわけですが、「せっかくドルビーアトモス対応のAVアンプを買ったのならドルビーアトモスを体感したい」となり、「だったらドルビーアトモス版の映像ソフトを買っちゃえ」となるわけで、物欲世代のオヤジは単純すぎます。
シカゴ 〈英語音声: ドルビーTrueHD ドルビーアトモス版〉 [Blu-ray]
第75回アカデミー賞(R)6部門受賞
舞台も映画も超えた、史上最高のエンタテインメント!!
スターを夢見るロキシー・ハートは、自分を騙していた愛人を射殺し監獄送りとなるが、そこで偶然にも憧れのスター、ヴェルマと出会う。ヴェルマも自分の眼を盗み不倫していた夫と妹を射殺した容疑で投獄されていたのだ。
ロキシーは悪徳弁護士ビリー・フリンの入れ知恵で、マスコミを巧みに利用し獄中でヴェルマを凌ぐ人気を手に入れた。
しかし、ヴェルマが黙ってそれを見過ごすわけもなく、二人の女と一人の男の名声を賭けた争いは、マスコミや法廷をも巻き込んでさらに激しくエスカレートしていく。
あらすじを見る限りドロドロの愛憎劇と駆け引きが見せ場の法廷劇かと思えるのですが、それは作品として成り立たせるためのストーリーであって、この作品はあくまでもミュージカル映画です。よって、ストーリーものを期待するとガッカリ度100%になります。
わざわざこの作品を購入した理由は「ドルビーアトモス版」だからです。よって通常版しか無ければ買うことはない作品です。ミュージカルでなければ20分くらいで終わってしまいそうな内容ですので、ストーリーは全く面白くありません。
さて、音響効果はどうかですが、評判通りに素晴らしい作品です。それゆえにサラウンドシステムが必須と言える作品です。
具体的にどの場面なのかこちらの記事が参考になります。
→ 山本浩司の「アレを見るならぜひコレで!」:始めるなら今! Dolby Atmos対応Blu-ray Disc 6タイトルを一気にインプレッション
ラストの舞台では、観客席の最前列で二人が唄って踊っているのを見ているような感覚になり、これが「ドルビーアトモスなのか!?」と思ったりもしましたが、「でも、5.1chでもこのくらいなるような気がする」と一通り観終わった後にフロントのプレゼンススピーカーからどんな音が出ているのか聞いてみました。
リアのスピーカーに比べると派手な音は出ていません。ドルビーアトモスの場合は頭上から聞こえる音をプレゼンススピーカーから出すわけですから当然なのかもしれません。
「うーんどうなんだろう」と疑問に思ったため、ドルビーアトモスのスピーカー構成をもう少し調べてみたところ、やはり天井に設置する必要があるようで、それができない場合の妥協案で「フロントの高い位置に設置」となるようです。
つまり、ミュージカル系の作品を観るならば、スピーカー構成が非常に重要となります。
5.1chにフロントのプレゼンススピーカーを追加した5.1.2chの場合は「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のような爆音映画が良いのかもしれませんね。