えっちらおっちらヤビツ峠を上る

「東海道を走るシリーズ」の基本方針を大幅に変更して、あちこち寄り道をしながら「東京~大阪」を走ることにしました。本来ならば東から西へ向かうところですが、神奈川のロード乗りに有名な「ヤビツ峠」に挑戦したいため、小田原駅をスタートしてヤビツ峠をブロンプトンでえっちらおっちら上ります。


今回も新幹線輪行です。今日も富士山がとても綺麗に見えますね。


JR小田原駅を9時スタート。絶好の自転車日和で、真冬とは思えない暖かい日差しを感じます。


雪化粧をした富士山が少し頭を出していますね。


あの山がヤビツ峠なのでしょうか。(秦野中井ICからの景色)


ヤビツ峠ヒルクライム(距離11.8km、獲得標高661m)のスタート地点「名古木」の交差点に到着。この交差点からタイムアタックをするのが定番らしいです。すでに多くのロード乗りがヤビツ峠目指して駆け上っていきました。

さて、“表”ヤビツですが…

「序盤こそキツイけど後はそれほど大変ではない」という情報があったので、プロンプトンで気合を入れて上り続けます。5km地点手前のバス停がある直線が結構キツく、この辺はすべてダンシング、そしてその後の○印のコンクリート区間もダンシング、ようやく路面がアスファルトに戻ると確かに緩やかになります。距離的には“序盤”と言うよりは“前半”ですよね。約12kmの5kmちょっとですから。ところが、高度計(ソニーのナビ)を見ると「???」となります。なんと標高差としては、まだ半分も上っていません。明らかに変ですよ(嫌な予感)。緩い区間は3kmほどで終わり、再び急坂が始まります(やっぱり)。二泊三日の荷物を運搬しているため、自転車+装備+荷物で重量が17~18kgほどあるので、ハンディがむちゃくちゃあります。ロードにガンガン抜かれるのも当然。もう我ながら「ブロンプトンでムキになって何やってんだか」ですよ。終盤はひたすら筋力温存で“えっちらおっちら”上り続けます。

ヒルクライムとしてはハーフコースみたいなものですから、今回もノンストップで完走することを目標にしているため、景色が良いところでも写真を撮ることも無く滝汗状態で上り続けます。子供のロード乗りに抜かれようとも気にしません。こちらは荷物満載のママチャリで上っているのと同等ですからね。


ということで、無事登頂成功です。走行距離は11.78km、タイムは1時間17分59秒でした。たしかに、ロードでタイムアタックをするのにちょうど良いヒルクライムコースだとは思います。ここはロードなら苦労することなく上れますね。“激坂”は全くないため、タイムを気にしなければ初心者でも攻略可能だと思います。


裏ヤビツの景色を堪能しながら、のんびりサイクリングをします。表ヤビツはヒルクライムコースですが、裏ヤビツはサイクリングコースという雰囲気で、どちらも面白いコースですね。人気があるのも分かる気がします。


クリスマスシーズンの特別イベント「イルミネーション祭り」をやっている宮ヶ瀬ダムに立ち寄ってみました。ここには日本一(?)のつり橋がありますが、自転車は通行できません(係員によると自転車を押して歩けばOK)。


昼食はタンパク質の補給のため「鶏肉の塊」をいただくことにしました。(撮影の許諾済み)


今日の目的を果たしたので、ゴールの平塚を目指して音楽を聴きながらのんびり走ります。ここからも富士山が見えますね。


午後3時20分、ゴールの平塚駅。


ホテルにチェックイン後、駅前をブラブラして、CoCo壱で「とん勝つカレー400g」で明日のためのエネルギーを補給。

本日の走行距離は約82kmでした。

交通費 三河安城駅-小田原駅 8,070円
宿泊費 7000円



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